恋の催眠騒ぎ第13話「本日のショーは」

第13話 本日のショーは

~前回までのあらすじ~

城で開かれた舞踏会に現れた謎の奇術師。

その舞踏会へ、皆が集合したようですが……。

さて、勢揃いした舞踏会で、

何が繰り広げられるのでしょうか。

囚人・笑顔

おう。来てやったぜ。それにしても、すげー美味そうな料理だな。

シスター・怒り

今日は料理を食べに来たわけではないのですよ。

オーナー・基本

ようこそ。シスター……と、脱獄犯さん。

囚人・怒り

ああ? 人をオマケみたいに……。俺にだって、名前くらいあるんだぜ。

姫・笑顔

おお。そうなのか? 初めて聞いたぞ。

執事・悲しい

お嬢様。名前は誰にでもございますよ。

姫・怒り

む……じゃあ、名は何と言うのじゃ。わらわも聞いたことないぞ。

囚人・笑顔

おう。それはだなー……あー……うー……。おお! この海老、食ってもいいか!?

マダム・基本

……言えないような名なのですか?

オーナー・ニヤリ

脱獄犯ですからね。致し方ありません……。

囚人・怒り

うっせーな! 名乗るにはまだ早いだけだぜ! ……つーか、その女誰だよ!?

シスター・怒り

またそんな失礼な口をきいてはいけませんよ!

と、皆が騒いでいた時でした。

奇術師・笑顔

では、そちらのお姫様。私のお手伝いをお願いできませんか?

姫・基本

ん……? わらわに言っているように見えるが……。

執事・怒り

そのようでございますね。お断り致しましょう。

姫・笑顔

いや、わらわはマジックは大好きじゃ。行ってくるぞ。

ひょいっ

執事・悲しい

ああっ。お嬢様……っ!

奇術師・基本

ようこそ。可愛らしいお姫様。このステージの上は、もう、私と貴方、2人だけの舞台……。さあ、私の仮面の奥の目をじっと見て。じーっと、見てください。

姫・照れ

むむ……むむむっ……あわわ……。

奇術師・お高く

さあっ。夢の世界へ!

姫・照れ

っ!??

ザッ!!!

執事・怒り

お嬢様っ!?

オーナー・?

おや……?

囚人・真顔

あ? 何が起こったんだ?

シスター・怒り

たたたた大変です! のん気に海老を食べている場合ではありませんよっ!

マダム・あやしい笑い

消えました……ね。ふふっ……。

奇術師・ニヤリ

さて、可愛らしいお嬢様は、一体どこへ消え去ったのでしょうか。おそらく……きっと、めくるめく夢の世界へ……。

執事・怒り

お嬢様に一体なにをしたのですか!? 早く戻してください!

オーナー・基本

まあまあ。ショーの一環ですよ。

執事・悲しい

そんな悠長なことは言っていられません。お嬢様が……私のお嬢様が……。

マダム・基本

執事さん……そんなに心配なさらずとも大丈夫ですよ。ほら、あなた、お遊びが過ぎるんじゃなくて?

奇術師・お高く

くくっ……そうでしょうか。では貴方が、私のお相手をしていただけるということでしょうか?

マダム・あやしい笑い

何をおっしゃいますの……。いつでも貴方のお相手なら、しているじゃありませんか。

シスター・拗ね

あ、あ、あのっ! ここは舞台の上です! 多くの目がありますし、もももう少し離れたほうが……。

マダム・あやしい笑い

あら、失礼。

奇術師・ニヤリ

では、お姫様はお返ししておきましょうか。変わりに……今宵も貴方と楽しめそうですからね。

マダム・あやしい笑い

ふふっ……。

シスター・拗ね

だだだから! ここは舞台の上ですっ!

囚人・通常

まあいいじゃねーか。ほっとけば。

奇術師・真顔

さ。それでは……。

ポンッ

姫・照れ

んっ!??

執事・怒り

っ!! お嬢様!!

ぎゅうっ

執事・悲しい

心配致しましたよ! ですから、このようなショーに参加するなど反対だったのです。

姫・照れ

うー……お菓子ー……。さっきまでお菓子の国にいたのに、急にお菓子が消えたぞ……ううっ……。

囚人・笑顔

お菓子の国!? 何だそれ! すっげーいいじゃねえか!

奇術師・ニヤリ

くくっ……。

囚人・怒り

あ? 何で笑ってんだよ!

マダム・基本

男性は受け付けないと、言っているようですよ。

囚人・怒り

はあっ!?

オーナー・ニヤリ

マジックで、異世界へ……。では、催眠も同じ事では……。

囚人・笑顔

おおっ! なるほど。じゃあお前、俺にお菓子の国に行く催眠かけてみろよ!

オーナー・ニヤリ

私も、男性は遠慮しておきますよ。

囚人・怒り

っ!!?(怒)

オーナー・ニヤリ

私はもっと面白そうな催眠を……今ちょうど、ステージ上にいることですし……。

執事・怒り

甘味屋……また何かよからぬことを……。

オーナー・笑顔

よからぬこと? さて。どうでしょうか……。

甘味屋は催眠を使い、何か始めるようですね。

大変な事にならなければ良いのですが……。

さて次回は「奇術師の謎」

次回もぜひ、お楽しみください!