『雨枕』第2弾の収録をしてまいりました。田中 あおです。
今回は谷山 紀章さん扮する大河 葵です。
第2弾ということですが前回とはまったく違うテイストなので、上手くイメージを伝えられるか緊張しつつ収録現場へと向かいました。
現場に到着すると、ダミーヘッドマイクの準備が整えられつつありました。谷山さんにキャラクターの特徴をお話し、台本の一点一点を、こういうシチュエーションで――と伝えます。
打ち合わせが終わり、収録がはじまるとまずは、キャラ決めをします。
台本の一部分を読み上げて頂き、キャラの確認をするのですが、もう、これがイメージ通りのキャラ!
大河だー! と叫びたかったです。
しかし、雨枕のコンセプトは安眠です。
大河というキャラは明るく男気のあるキャラクターで、常に偉そうでいつも騒がしい男なんです。
そんな騒がしい塊といってもいい彼が、どんな風に囁くのか。
彼の持ち味ともいえるもので、全開で耳元でささやかれては眠れるものも眠れないのでは。
低く、ゆっくりしゃべると彼の持ち味が消えてしまうのではなどなど。
谷山さんと打ち合わせをし、何本か一部分を収録し、再度調整です。どんな大河になったか、サンプルをお聴きの方は楽しみなことでしょう。ご期待ください!(サンプル音源を未視聴の方は是非ヘッドフォンでお聴きください)
そんな風にして無事に全ての打ち合わせが終わり、いざ収録です!
大河編は軍艦島でのワンシーンとなるんですが、前半は大河節が出たシナリオ。台本を読んだときはふむふむ、という感じだったのですが実際目の前で演じていただくと大河ならでのおかしさが爆発。
それからやや口調は落ち着いたものに、中盤あたりから、ゆったりと甘くあなたを眠りにいざなっていきます。
低く心地いい声で、ちょっと乱暴だけど、言葉の端々から「あなた」を安心させようと、心地いい眠りについてもらおうと頑張っているのが伝わってくるはずです。
大河に抱かれながら、優しい眠りについてみませんか? きっと素敵な夢が見られはずです。
今回もダミーヘッドマイクであまり演じたことのないとおっしゃる谷山さんですが、その使いこなし方はさすがです。甘い吐息が左右から聞こえ、時々くすぐったくなりそうです。
こういう大雑把な彼に抱かれて眠る幸せ(!?)が、体感できるのではないでしょうか!
前作とは違った場所、違ったシチュエーション、違った彼でイチャイチャしつつ、心地いい眠りにつけるお話となっています。
今回も前作とは違った味が出ているので、その日の気分により取り換え楽しんでくださいね。初回版にはフリートークもついていますので、こちらもお聴き逃しなく!
発売は1月18日です。
どうぞよろしくお願いします!!