『雨枕』第4弾清司郎編を執筆した谷村日名子です。さて早速ですが、『雨枕』第三弾、如月未喜を演じてくださいました、下野紘さんの収録にお邪魔してきました!
未喜は年下の可愛い後輩キャラ。
天使の様に無邪気にあなたに甘えてきたかと思えば、時には小悪魔のようにあなたをドキリと翻弄させる事も……。
今回の物語は、未喜の誕生日会に行き、二人で庭を散策していたところ、雨が降り出してしまい、温室で雨宿りするところから始まります。
下野さん演じる未喜の、優しく愛くるしい囁きにぎゅっと心を掴まれつつ物語は進んでいきます。
温室で彼と植物を眺めたり、ベンチに座って手を握ったり。
それから彼に膝枕をしてもらったり……。
植物や花の匂い、未喜の手の暖かさが伝わってきそう――。
そんな気持ちになっていると、だんだんと未喜の声がゆっくりになり、眠気を促してきます……。
……うーん、いい気持ち……。
気づくと収録中なのにほんわかとした気分になって、その場でコックリコックリと舟を漕いでしまっている自分がいました!
あのまま眠れたら、きっと凄く良い夢が見れたに違いありません……。
そんな雨枕の導眠効果。皆様もぜひぜひ、実感して頂けたらと思います!
下野さんは、こんなにゆっくり喋ったのは初めてとのこと。
確かに、声優さんの声をこんなにゆっくり、じっくりと聴けるCDってなかありませんよね。
ダミーヘッドマイクの臨場感も相まって、本当にすぐ側で囁かれているような気分を味わうことができます。
特に、終わりの方に挟まれる未喜の寝息は必聴です。
2分近くもあるこの寝息。
すーすー……と、繰り返す一定のリズム。
そこに、甘い声が混じり……。
と、ベッドの中で聴いたら、すぐ近くで眠っている未喜の存在を感じる事が出来そう!
今回も初回盤にはフリートークがついております。
ネムネム……な本編とは打って変わって明るくはじけた、下野さんの楽しいトーク、こちらもやっぱり必聴です!
下野さんは、ダミーヘッドマイクを使ったお仕事は、最近結構やっていますね、との事。
このマイクを使った収録では、声優さんはマイクの前で右へ左へと動かなければいけないので、
収録に入る前にご自身の履いていたブーツの金具部分にセロテープを貼り付け、動いた時に金具の雑音が入らないようにされていました。
収録では、マイクに向かって左右から、前後から、上下からとあらゆる方向から甘く囁いて頂き、素晴らしい未喜を演じてくださいました!
発売は2012年2月8日となります。
とっても素敵な仕上がりとなっておりますので、是非聴いてみて下さいね!