ノベライズ「女王蜂の王房白鴎編」をご検討いただいている方へ

こんにちは、松山＠ひつじぐもです。

1月15日(木)、フルール文庫より、「女王蜂の王房」ノベライズ「女王蜂の王房白鴎編」が発売する事になりました！

男女の濃密な恋愛（ラブロマンス）が読みたい貴女へ。ルージュライン

というキャッチコピーが頼もしい！

ゲームでは描けなかったこんなエピソード、駆け足だったイベント等も捕捉されていますよー！

また、18歳未満の方、PCをお持ちでない方も本作はGETできます。白鴎とめのうの濃密なラブロマンス（緊縛含む）を楽しんでくださいね。

登場人物を絞り、ゲーム版よりもストーリーがシンプルでわかりやすくなっています。

文章も表現を絞って、読みやすさを意識されている一方、めのうの視点で語られるのはゲームと同じです。

私も著者校正の際に拝読しましたが、挿絵が10点。

ほとんどライトノベルを読まないので比較できませんが、点数が豊富なのですね。

もちろん、本文、挿絵ともにそれぞれかほく先生、Hs先生の書き下ろし&描き下ろしです！！

では、ネタバレにならない程度に、少しだけ紹介させてください。

1章

女王崩御の報せが入り、めのうは部屋で落ち込みます。

いつものように貴峰丸のお小言の後……、やって来てくれたのは兄貴分の白鴎！

めのうは嬉しさのあまり、白鴎に飛び付きます。

出会った瞬間に抱き付くとか、このおふたり、めっちゃラブラブじゃないですか……。

「ああ、白鴎」
「めのう、大丈夫だったか？」

どうやら女王崩御の報せに、急いで駆けつけてくれたようです。白鴎は気落ちするめのうを慰めてくれるのですが……。

2章

他に女王候補がいない以上、即位しなければいけないめのう。

しかし、めのうは女王蜂にはなっていない。

民が不安がっていると冷たく言う貴峰丸だったが、不安なのはめのうも同じ。

白鴎は不安を取り除くようにめのうの頭を撫でてくれます。

言いながら、また子どもにするように私の頭を乱暴に撫でてくれる。ほんのりと胸を温かくしながら、白鴎に乱された髪を撫でつけていると、まだそこに留まっていた白鴎の指先と私の指先が触れ合ってしまった。
ちり、と不思議な痺れが指先に走る。一瞬のことだったけれど、強く皮膚を震わせるような痺れだった。
「なあ、めのう」

怯えと同時に、発情を迎えかけているせいもあり、めのうは白鴎に男性を感じてしまうのです。

それは、白鴎もまた同じで、

めのうは無理矢理キスをされてしまいます……！

同時に、白鴎はめのうが発情期を迎えていることを悟ってしまうのです！

「今後、軽々しく雄には近づくな」
「え？」
「発情期が近い。いや、もしかするともう、始まっているのか？」
白鴎に支えられたままの体が熱い。彼が触れている部分から、熱に焼かれる。
「い、いいえ。そんなはずありません」
「それにしては、蜜の香りがきつすぎる。皆、じきにお前に群がってくるに違いねえ。気をつけてくれ、めのう。お前が傷つくのは嫌だ」
「白鴎が、そばにいてくれますから。あの、もう、大丈夫です」

始まっているのか？　て生理みたいな言い方だな……。といやに冷静に思ってしまいましたが、そして白鴎はめのうにある重大な事を告げて去っていくのでした……。

めのうは「夫にするなら白鴎だ！」と心に決めます。

ゲームではルート分岐という仕様上なかなか煮え切らないのですが、ノベライズではかなりの即断かつ勇断です。

しかし、そんな時に貴峰丸が国中に「めのうが女王蜂として羽化した」と偽りのお触れを出したと言い始め……！？

「では今すぐに羽化しろ。そうすれば身を引く」
そんな無茶な！　心の中で叫んだ。
するするとブラウスのボタンは外されていく。
「めのう。俺はこれまで、お前に多くのことを教えてきた。ただ、その間に情も湧き、大切なことを欠けさせたまま、ここまできてしまった。お前は交合に関して、ひどく無知だ。その上、強い嫌悪感まで抱いている。気持ち良くなってみればいい。そうすれば、これまで毛嫌いしていたのは何だったのかと思えるに違いない」

彼、このせっかちさんウフフ 😳 というレベルを超えてます。

「これまで毛嫌いしていたのは何だったのか」とめのうが思えるほどの性技を持っている自信のある貴峰丸。

そんな無茶な！　というのはここを読んだ読者の90%が同じ訴えを持つと思いますが、ここから面白くなってまいりますので！

両者のファンの方はご期待ください！