健人「ネイル可愛い～♪」
健人「でもキミ、さっきから爪ばっかり見てるね？　なんか面白くないし、ボクもネイルしようかな？」
ヒロイン「似合いそうだけど、まずいんじゃない？」
健人「じゃあネイルは諦めるから、もっとボクのこと構ってよ♡」
ヒロイン（ワンコ感すごい）

ヒロイン「納豆好きなの、少し意外だった」
健人「そう？　納豆は美容と健康にいいし、全人類がもっと摂取するべき食品だよ！」
ヒロイン「う、うん」
健人「それにね、納豆には他にもこんな栄養素も含まれてて――…」
ヒロイン（いつか納豆のCM、来るといいね）

ヒロイン「ジャニーズ同士って、嫉妬とかないの？」
健人「うーん、ないこともないけど…」
ヒロイン「やっぱり、男性同士でもあるんだ」
健人「でも『じゃあ顔で勝負してみて？』って言えばみんな大人しくなったよ♪」
ヒロイン（天賦の才だね…）

ヒロイン「健人くんて、もしかしていつものタオルケットじゃないと寝られない？」
健人「むむっ！　子ども扱いしてない？　そんなわけないでしょ」
ヒロイン「違った？　ごめんね」
健人「まぁ…ロケ先の見慣れない天井とかは？　ちょっと苦手だけど…」
ヒロイン（可愛い）

ヒロイン「健人くんのお姉さんってどんな人？」
健人「んー、ちょっとキミに似てるかな？」
ヒロイン「そうなの？」
健人「うん。でも、キミの方が断然可愛いけどね☆（アイドルスマイル）」
ヒロイン「くっ、笑顔が眩しい…」

健人「蓮さんみたく男らしい男になるためにはどうしたらいいかな？」
蓮「別にお前はそのままでいいだろ」
健人「蓮さん…」
蓮「なんだ」
健人「もしかして、可愛いボクのことが好きなの？？」
蓮「…お前のそういうノリ、嫌いじゃないぜ」

健人「神楽さんって、学生の頃から頭が良かったの？」
京介「成績は上位だったかな」
健人「いいなー！　ボク、学校の成績はあんまりだったからよく先生に怒られて」
健人「神楽さんと入れ替わって、学生生活やり直してみたいなー」
京介「僕はお断りだよ」

健人「すぅ…」
ヒロイン（健人くん、台本読みながら寝ちゃったみたい。毛布かけてあげようかな）
そろーり…
健人「隙ありっ！」
ヒロイン「！」
ヒロイン（突然抱きつかれた！？）
健人「ふふ、捕まえた☆　このままラブシーンの練習、付き合ってよね？」

――リビングにて。
健人「ぎゃああああああ！」
蓮「！　どうした！？」
健人「む、虫がああああ！」
蓮「虫？　ああ…」
バシッ！
蓮「ほら、これでいいだろ」
健人「蓮さん…！　ボク、一生ついていきます！」
蓮「いや結構」

京介「午前の演技練習は以上」
健人「神楽さん、難しいことばっかり言う！　もうヤダー！」
京介「ふむ…午後も頑張ったらご褒美をと考えていたんだが」
健人「！？」
京介「しかも彼女も大好物のケーキ…」
健人「が、頑張ればいいんでしょ！」
京介（ふ、可愛いものだな）