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硬派な俳優・神楽京介
カウントダウンSS

【遊園地デート】

ヒロイン(遊園地なんて、京介さんは興味ないかな…)
京介「何不安そうな顔をしてるんだ?」
ヒロイン「ええと…」
京介「どんな経験も演技に役立つものさ。それに君の笑顔を見ると、一層演技に磨きがかかる気がするよ」
ヒロイン(キュン)

【本日のスケジュール】

京介「マネージャー、今日の予定は?」
ヒロイン「――で、以上です。すみません、忙しくて」
京介「君が気にする必要はないさ。ああ、あともう1つ入れておいてくれるか?」
ヒロイン「はい?」
京介「朝まで君と一緒に過ごすって予定。いいね?」

【お芝居】

京介「君は、自分が演者になりたいとは思わない?」
ヒロイン「とんでもない」
京介「そう言わず、何か見せてくれ」
ヒロイン「…1回だけですよ」
ヒロイン「では…こほん。ええい、ひかえおろう! この紋所が目に入らぬか! …どうです?」
京介「なぜそのチョイスだった?」

【好きが激しい】

京介「君は僕のどんな演技に惹かれたんだ?」
ヒロイン「まるで役が乗り移ったみたいに入り込んで、どんな役でもハマる! これが素晴らしくて…」
京介(ふふ、嬉しいものだな)
ヒロイン「もはやカメレオン俳優っていうか、イタコ俳優ですよね!」
京介「イタコ…」

【役作り①】

京介「僕が役作りで心がけているのは、どれだけその人間になりきれるか。蓮は?」
蓮「新庄蓮の魅力をどれだけ役に乗せられるかだな」
京介(すごい自信だ。しかし…)
京介「それが蓮の魅力であり、強みなんだろうな」
京介(見習うべきところはある、か)

【役作り②】

京介「健人はいつもどんな役作りをしてる?」
健人「えー、別に難しいことは考えてないよ。強いて言うなら、ボクの可愛さをどうアピールするかかな?」
京介「む、そんなことではいけない。僕が直接演技指導をしてやろう」
健人「え、蓮さんの時と反応かなり違くない?」

【ジョギング】

――早朝、ジョギングコースでばったり会った京介と蓮
京介「珍しいね。一緒に走ろうか」
蓮「たまには2人でってのもいいっすね」
~数十分後~
京介「…何やら周囲が騒がしいな」
蓮「目立ちすぎたか。ギャラリーが半端ねえ」
京介(明日からはやめておこう)

【珈琲好き】

ヒロイン「京介さん、デートしませんか」
京介「悪いが今はそんな気分じゃ…」
ヒロイン「珈琲が売りのカフェで、数十種類の珈琲が飲み比べできるらしいですよ」
京介「何っ…!? 行こう」
ヒロイン「やった!」
京介「…気分転換に誘ってくれたんだろう? 感謝してるよ」

【空想物語】

ヒロイン「子どもの頃にどんな物語を空想したんですか?」
京介「恥ずかしいな…」
ヒロイン「聞きたいです」
京介「…王子様とお姫様の恋物語だったり…」
ヒロイン「素敵ですね!」
京介「そう、か? …ふふ、君になら、今度話して聞かせてもいいな」

【ソシャゲ】

ヒロイン「このアプリ面白いですよ」
京介「ゲームは普段やらないんだが…まあ君がそう言うなら、少しだけ」
~1時間後~
京介「短いボイス1つでここまで感情を表現するのは見事だ! それに――」
ヒロイン(すっかりハマったみたい)