ヒロイン「蓮さんの初恋はいつ？」
蓮「幼稚園の時だ」
蓮「先生に惚れて、園庭で集めた草花を花束にして愛の告白をしたな」
ヒロイン「蓮さんらしいけど、幼稚園児の頃からそんなだったの！？」
蓮「さあて…どうだろうな？（ニヤリ）」

ヒロイン「蓮さんの女性のストライクゾーンってどれくらい？」
蓮「年齢は関係ない。どの女にもその人なりの魅力があるからな。だが…」
ヒロイン「？」
蓮「今の俺のストライクゾーンに入るのは、お前だけだ」
ヒロイン「っ（照）」

～スマホを見つつ…～
ヒロイン「新庄蓮の血濡れたプール事件って何…」
蓮「ああそれはな、撮影時に水に濡れた俺の色気に当てられて、その場にいた女が次々に鼻血を出し、プールが真っ赤に染まった事件だ」 ヒロイン「嘘でしょ！？」
蓮「どうだろうな？」

蓮「すぅ…」
ヒロイン「蓮さん、朝ですよ。起きて」
蓮「んん…まだ眠い…」
ヒロイン（…少し悪戯しちゃおうかな）
――ツンツン
蓮「んやめろぉ～ﾑﾆｬﾑﾆｬ…」
ヒロイン（何これ可愛い）

蓮「明日オフだから付き合え」
健人「別にいいけど、ボク負けないよ？」
蓮「言うじゃねえか」
～そして数時間後～
蓮「結局勝負がつかなかったな」
健人「うん、それどころか散らかした酒瓶とつまみの残骸を片付けなさいってあの子に叱られちゃったね…」
蓮「ああ…」

蓮「明日オフなんで付き合ってもらえませんか」
京介「少しならいいよ」
～そして数時間後～
京介「……だからね、さっきも言ったけど、あの役であればあそこの演技は…」
蓮（京介さんって酔うと語りだすタイプだったか…）

健人「デートで気をつけてることある？」
蓮「女に満足してもらうことだな」
健人「ボクはねやっぱりスキャンダルが怖いから、人の目かなー」
蓮「アイドルは大変だろうな」
健人「ま、多少なら事務所がもみ消してくれるけど☆」
蓮「…ちゃんと気をつけろよ？」

京介「君は彼女のどこに魅力を感じるんだ？」
蓮「魅力しかないが、強いて言えば――」
京介「いや待て。当ててみよう」
蓮・京介「意外と情熱的なところ／清楚で控えめなところ？」
蓮・京介「…」
京介「君にしか見せない一面があるようだね」
蓮「まあな」

蓮「お前が泳げないとはな。俺が水泳を教えてやろうか」
ヒロイン「うーん…」
蓮「こう見えて俺、教えるのうまいけど？」
ヒロイン「そういうことじゃなくて…息継ぎに必死な顔を見られたくない…」
蓮（…可愛い）
蓮「よし、じゃあ次の休みに行くぞ」
ヒロイン「なんで！？」

ヒロイン「子どもっぽいって笑わないでほしいんだけど、遊園地デートに行きたいな」
蓮「笑うわけないだろ。お前が行きたいならどこへでも連れてく」
蓮「お前のいろんな顔が見られるのが俺の幸せだって、忘れんな」
ヒロイン（イケメンすぎる…！）