- CV.冬ノ熊肉
- CV.彩和矢
- CV.猿飛総司
- CV.富永修平
Introduction世界観
川沿いの桜が美しい、都内某所。
路地裏の「サクラコインランドリー」には、都市伝説がある。
500円硬貨で洗濯機を回すと、望んだ時間と場所へ跳べる。
ただし、過去にいられるのは洗濯機が回っている間だけ。
過去で選び直した言葉や行動は、未来を少しずつ書き換える。
取り返せるものもある。でも、取り返した代償も残る。
戻ってきても、『同じ世界』とは限らない。
Characterキャラクター
-
サクラコインランドリーの清掃員。やさしくて気が利くのに、笑うと不安そうで――距離の取り方が、下手。
冗談みたいな都市伝説を、嘘じゃない目で話す。誕生日: 12月21日 身長: 177cm
-
嘘
完璧な王子の笑顔
-
欠落
双子の片割れを失った半身
-
欲望
壊れたままでも抱きしめてほしい
-
嘘
-
サクラコインランドリーの近所に住む写真家。
あなたの絵のファンで、あなたは彼の写真のファン。人を撮らない主義で有名だったが、ある瞬間のあなたを「撮った」ことをきっかけに、静かに健太の孤独と欲望が露わになっていく。誕生日: 8月19日 身長: 180cm
-
嘘
観測者という安全地帯
-
欠落
撮ることでしか隣にいられない
-
欲望
君を撮って、俺だけのものにしたい
-
嘘
-
トップアイドル「アカツキ」の双子の弟。事務所の裏方で静かに力をつけている野心家。
家族の暁を誰よりも大事に思っているが、感情を見せず、人間関係を支配と被支配でしか測れない。
あなたにだけ、噛み合わない依存と甘えがこぼれる。誕生日: 12月21日 身長: 177cm
-
嘘
野心ある支配者の仮面
-
欠落
支配でない愛し方
-
欲望
君の前でだけ敗北して膝をつきたい
-
嘘
-
幼馴染。かつてバイオリンで将来を嘱望されていたが、ある日ぱったりやめた。今は誰かの「終わり」を片づける仕事をしている。5年間ずっと変わらない距離にいて、軽口を叩き合っている。
――その笑い方が嘘だと、お互い知っていながら。誕生日: 4月4日 身長: 183cm
-
嘘
5年間変わらない曖昧な距離
-
欠落
自分で「選ぶ」こと
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欲望
君に執着してほしい、渡したくない
-
嘘
Products製品情報
2026.3.20配信
嘘つきコインランドリー
Vol.1 暁くんはアイドルやめたい
暁 / CV. 冬ノ熊肉
あらすじ
路地裏のコインランドリーで出会ったのは、国民的アイドル「ヨミ」にそっくりな――ただの清掃員暁くん。
ゲームのフレンドから始まって、ミルクティの匂いがする部屋でふたりきり。
好きかも、って思い始めた矢先に、彼の笑顔の下にある「嘘」が見え始め――
「君が笑ってるから僕は……僕は、笑ってられたんだ。みんなに幸せを感じてもらえるように!」
「中、ちゃんとトロトロになってる……ここ、でしょ? イイの……なんでかな、なんでか、分かるんだ」
「もう君と、離れたくない。ひとりぼっちはもう……イヤだよ……」
※一部にOD(薬物過剰摂取)描写を含みます。
トラックリスト・試聴
- Tr.1 サクラコインランドリーにて
- Tr.2 アイドル・アカツキ
- Tr.3 ミルクティと嘘のない夜♡
- Tr.4 GACデートと夜見への嫉妬
- Tr.5 全部リセットしたかっただけなのに
- Tr.6 泣きながら「離れたくない♡」(OD)
- Tr.7 4月4日に、桜の下で
- Tr.8 初めまして、僕の名前はアカツキです
店舗特典
▼早期購入特典(予約開始〜配信後72時間限定)
・メッセージカード
・SS(ショートストーリー)
・配信限定キャストインタビューPDF
▼音声特典
【Vol.1+Vol.2 連動購入特典】
アイドルと付き合うということ。
外で手も繋げない、誰にも言えない、会えるのはこの部屋だけ──。
それでも玄関を開けた瞬間、暁はきつく抱きしめてくる。
「こんなことしてたら、火がついちゃいそう。まだ会ったばかりなのに」
熱いキスを交わし、暁の指先があなたの服の中へと滑り込む。
「恥ずかしがってるの可愛いね。………ねえ、顔見せて?」
【全巻購入特典】
本編After。
ホテルのベッドにダイブした暁の第一声は「夢みたい」。
初めての遊園地。
初めて外で手を繋ぎ、初めて写真を撮り、初めて外でキスをする。
何もかもが「初めて」の、ふたりだけの一日。
「僕今、幸せすぎて壊れちゃいそうだよ」
溢れる愛しさを抑えきれず、あなたを抱き寄せ、そのままベッドに押し倒して……。
「僕の指でこんな濡れてるのとか、抱きついてくれるのとか……声も……全部、全部好き」
※SS他、特典情報詳細は各配信ページをご確認ください
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2026.4.3配信
嘘つきコインランドリー
Vol.2 健太くんは愛に名前をつけにくい
健太 / CV. 彩和矢
あらすじ
「人を撮らない写真家」が、あなただけを撮った。
GAC個展で出会い、サクラコインランドリーで会う約束をした。それだけの関係だったはずなのに。
タメ口が出て、慌てて敬語に戻して。最初から全部知っているような目をして。
「最後の個展」と銘打たれた展示の裏には、あなたの知らない罪と祈りが眠っていた――
「支配しながら、支配される。この構図、めちゃくちゃ興奮しない……?」
「シャッター切るたびに君がびくってなるの……たまんない。俺だけが知ってる顔だ」
「君のことが大好きだからだよ……。俺たちはずっと前から知り合ってたんだ」
トラックリスト・試聴
- Tr.1 GAC個展の一日目
- Tr.2 最初の悲劇
- Tr.3 再会と警告
- Tr.4 コインランドリーで観測H♡
- Tr.5 自分の業と「支配」の恋
- Tr.6 もう撮らない
- Tr.7 最後の展示、最初の祈り
- Tr.8 全部話すよ、繰り返した出会いと俺の罪を♡
店舗特典
▼早期購入特典(予約開始〜配信後72時間限定)
・メッセージカード
・SS(ショートストーリー)
・配信限定キャストインタビューPDF
▼音声特典
【Vol.1+Vol.2 連動購入特典】
本編After。
昨夜の情事の余韻で全裸のまま熟睡している健太。
あなたはそっとベッドから抜け出し、健太をデッサンし始める。
いつも「観る側」だった彼が、知らないうちに「観られる側」になる、静かな逆転の朝が始まる。
「ゴム付けるとこもこうやって見られると、めちゃくちゃ恥ずかしい……。見られるどころか、連写されてるし……」
カメラの連写音に煽られるように、観られる快感に逆らえなくなった健太の身体がじわりと熱を帯びていく。
「ああ……,君の身体見せつけられたら、ホントにもう無理だって……」
【Vol.1+Vol.2 連動購入特典】
何度タイムリープしても、彼女を救えなかった健太。
壊れた写真家は、やがてひとつの答えにたどり着く。
──死んでもまた会えばいい。
「まあ、また失敗したって、すぐに過去の君に会いに行けばいいんだ……」
壊れた微笑を浮かべた健太は、深夜のサクラコインランドリーで震えるあなたをファインダーに捉え追い詰めていく。
「ホントは期待してたんでしょ? 俺にこうやって見られて……、観測されて……、撮られたかったんでしょう?」
「ココは俺たち二人だけの空間……。君が,俺だけのものになる世界……」
【全巻購入特典】
本編After。2024年、夏。
使わなくなったカメラを寄付しようとしている健太。
あなたから「最後に一枚だけ、撮ってほしい」とせがまれてトイカメラを構える。
「フフ! 君の笑顔は、ちゃんと俺に焼き付いた。ピンボケ写真になろうが、俺の中には素晴らしい写真として残ったよ……」
キスを交わし合いながら、あなたを優しくベッドに押し倒す――
※SS他、特典情報詳細は各配信ページをご確認ください
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2026.4.10配信
嘘つきコインランドリー
Vol.3 夜見くんは恋がヘタすぎる
夜見 / CV. 猿飛総司
あらすじ
国民的アイドル「アカツキ」の双子の弟。そんな夜見と「セフレ」のまま2年。
彼の嘘を庇った。それだけで、距離が歪んだ。
夜見は誰よりも温もりがほしかった。
なのに、裏社会に追い詰められ、アカツキと絶縁し、酒に溺れて「全部終わりだ」と路上で縋りつく。
途中崩壊の果てに――
「ちゃんと感じろよ……っ、じゃないとこんなの……認めない……ッ」
「分からせてやる……ッ……、俺はッ、あっち側の人間だって……ッ、分からせて……っ、やる……ッ!」
「情けない……俺は支配する側になったと思ってた。何もかも。君も。でも本当は――君がいないと」
トラックリスト・試聴
- Tr.1 裏社会への第一歩
- Tr.2 サクラコインランドリー前で
- Tr.3 支配のつもりだった♡
- Tr.4 眠れない夜の煙草と体温
- Tr.5 崩壊と慟哭
- Tr.6 「大丈夫って言って」壊れながら暴走支配H♡
- Tr.7 舞台挨拶の舞台裏
- Tr.8 ごめん、ありがとう、兄貴
- Tr.9 今度こそお花見行かない?
店舗特典
▼早期購入特典(予約開始〜配信後72時間限定)
・メッセージカード
・SS(ショートストーリー)
・配信限定キャストインタビューPDF
▼音声特典
【Vol.3+Vol.4 連動購入特典】
本編After。付き合って数ヶ月後、秋。二人で過ごす穏やかな時間。
あなたの優しさに触れ、夜見の中で抑えていた甘えが溢れ出して……。
「君を守るって決めたのに、時々、すごく怖くなるんだ。また君を傷つけたり、苦しめたりしたらどうしようって……」
「もうちょっとこのままで………ごめん、甘えたい。もっと感じてたい」
【Vol.3+Vol.4 連動購入特典】
あなたが夜見と逃げたif世界。
ひっそりと身を隠して暮らすふたりだったが、ある日、テレビから流れてきたのは──『☓☓☓』を伝えるニュース。
罪悪感に崩れ落ちた夜見は、あなたに懇願した。
「……君だけは、俺の傍にいるよね? いなくならないよね? ずっとずっと俺のために、俺の傍にいてくれるよね……? 好きで……いてくれるよね……?」
【全巻購入特典】
本編After。
一年後のふたり、半同棲中。
雨の中、夜見を迎えに行くあなた。
「すごく幸せ、か…… 。嘘みたいだ。どれが現実で、どれが偽物か分からなくなるみたいで…….いや、これが現実だよな。今のこの世界が」
冷えた身体を温め合ううち、ふたりは止まらなくなり……
かつての支配ではない、対等な甘さで満ちた夜。
※SS他、特典情報詳細は各配信ページをご確認ください
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2026.5.1配信
嘘つきコインランドリー
Vol.4 晴くんは最初の夜が終わらない
晴 / CV. 富永修平
あらすじ
あらすじは後日公開
トラックリスト・試聴
店舗特典
▼早期購入特典(予約開始〜配信後72時間限定)
・メッセージカード
・SS(ショートストーリー)
・配信限定キャストインタビューPDF
▼音声特典
【Vol.3+Vol.4 連動購入特典】
バイオリニストとして成功した晴は、あなたを支配し管理していく……
「気持ちいいんだ? クリ、しっかり勃って俺の指に、触ってって主張してるもんね。仕事をちゃんとしない君へのお仕置きなのに、これじゃあご褒美になっちゃうかなぁ……」
声すら許されず、冷たい完璧さで追い詰められる。
けれど行為のあと、すすり泣くあなたを見た晴の声は──震えていた。
「……なんで泣くんだよ。俺の、何が駄目なの」
【全巻購入特典】
本編トラック6の後。
あなたを支配していた自分を悔いた晴が、不器用にやり直そうと、手を重ねる。
「俺が、どんなに下手でも、情けなくても……ここにいてくれるんだろ……っ?」
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Specialスペシャル
キャストインタビュー
――『嘘つきコインランドリー』の企画の印象や感想を教えていただけますでしょうか。
暁役・冬ノ熊肉さん(以降「冬ノ熊肉」):私は今回、暁くんのキャラクターボイスを担当させていただいたわけですけれども、「暁編」だけでも時間軸であったりとかが複雑で、暁自身が把握している流れを認識して理解して落とし込むというのが、難しくもあり楽しい時間でした。
――他巻キャラクターも登場してましたね。
冬ノ熊肉:夜見であったり健太さんであったりだとかが出ていて、この『嘘つきコインランドリー』シリーズ通して楽しんでいただくと、より世界観や謎が分かって、ある種パズルのように組み合わさってる作品だなという印象です。
――暁の魅力をお伺いできますでしょうか。
冬ノ熊肉:今作で言えば、暁くんのいわゆる「陰」であったり重たい部分がより色濃く出てきた中で、大切にしているものや大切にしたいものに対する愛情であったり、その感情をすごく自分の支えにしているっていうのがあって、ものすごく一途な人なんだろうなと思いました。
――「陰」というのは、一途さの裏に何かあったでしょうか。
冬ノ熊肉:自分で抱えきれなくなった時に見せる人間的な弱さっていうのが、「陽」の暁や「大衆から求められている暁」じゃないところで。そういう部分を自分の中では守り続けられるっていう、弱さと強さが表裏一体みたいなところがあるように感じました。そういうあたりかなと思いますね。
――「陰と陽がある」とおっしゃってましたが、暁を演じるにあたって、心がけた点や難しかった点、または演じやすかった側面などありますでしょうか?
冬ノ熊肉:この記事を皆様がどの段階で読んでいるのかわからないので、あまり深く核心に触れないんですけれども、冒頭、出会いのところから彼はものすごくすり減っていて、後悔と絶望に苛まれている状態ではあるからこそ、喜びの方に心が振り切りすぎないようにしました。
――嬉しいことがあっても素直に喜べない雰囲気でしたね。
冬ノ熊肉:この生きていた時間の中でも、嬉しいこと、楽しいこと、素敵なことに出会っていたと思うんですけど、それを覆い隠すような、それ以上に自分の中でネガティブな感情が彼自身の心に大きく鎖のように巻き付いていたのがあって。後悔と絶望による諦めみたいなものを根底に敷き続けたいなという意識がずっとありました。
――その中で演じやすい側面はあったんでしょうか。
冬ノ熊肉:悲しみや悲観的な方よりも、喜びの、ポジティブな方に感情を振る幅の調節が自分の中ではすごく難しかったです。演じやすかった側面っていうと、彼は全体を通してすごく難しかったです。
――そうなんですね! それはやっぱり感情抑えめだったからでしょうか?
冬ノ熊肉:――もありますし、こんな話をしてしまうとあれですけど、彼の感じた絶望って、現実で生きていく中でもなかなか……恐らく私のこれから生きていく人生では味わうことができないであろう類の絶望ではあるからこそ、そこまで彼の心が壊れかけているということを表現するにあたり、やっぱり演じやすいという側面は無い、無かったですね。だからこそやりがいがあったというのはありますが。
――今回の収録で印象に残ったシーンや台詞、また、聞きどころをぜひご紹介ください!
冬ノ熊肉:一つ挙げるのが難しいんですけども、タイトルにもある通りコインランドリーがものすごく大きなキーになってくる作品で、暁くんだけじゃなくて全体を通してかな? 「サクラコインランドリー」が出てくるんですが、そこでのとあるやりとりですね。
――その「とあるやりとり」とは。
冬ノ熊肉:500 円を硬貨でヒロインにタイムリープを勧めるシーンなんですが、暁くんにとって、そのコインランドリーでの体験が絶望と後悔の原因でもあるからこそ、その記憶を持ったままでの複雑な心境を、いろいろやりくり……試してみたシーンでした。すごく印象に残っています。
ただ、この作品は個人的には一つ聞きどころを抜き出すというよりは、彼の歩んできた・経験してきた時間が大事なファクターなので、どこか区切って聞きどころを言うのは結構難しいのが正直なところです。だから、やっぱり全体の流れですね。
※このエピソードの詳細は、早期購入特典インタビューにてお届けしています。
――暁とヒロインは共通のゲーム『シャドーコイル』を通じて仲良くなりましたが、思い入れのあるゲームなど、ゲームにまつわるエピソードがありましたら教えてください!
冬ノ熊肉:正直、私自身がそこまでゲームをしてきているタイプではなく、友人宅で友人がゲームをしているのを見るのがとても好きなタイプだったんですね。
――見るのが好きっていいですね。
冬ノ熊肉:その友達が熱中している時に隣で見ているのが、画面の向こうでは映画のようなことが起きていて、そして隣で友達が必死に楽しみながらもクリアするために頑張ってるっていう姿がすごく青春の一ページのような印象の残り方をしていますね。
――暁とヒロインの二人へ向けて、何か言葉をかけていただけますでしょうか!
冬ノ熊肉:これはシンプルで、「幸せになってくれ」です。本当に。
――最後に、発売を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします!
冬ノ熊肉:改めまして暁くんの声を担当させていただきました冬ノでございます。このインタビューの冒頭でもお話ししたように、「暁編」を聴くだけでも楽しんでいただけると思うんですけれども、同時にその他のシリーズ全て聞いていただけることによって、ある種今作では知ることができなかった暁の時間の、暁のifであったり、この世界の謎だったりとか、いろんなところのピースが繋がっていくような、ある種カタルシスを感じられる構成になっていると思います。暁君もたっぷり楽しんでいただいて、そしてこの『嘘つきコインランドリー』シリーズですね、ご無理のない範囲で他の人物たちのお話も楽しんでいただければ、よりこの世界を楽しんでいただけると思います。何卒よろしくお願いいたします。
▼ もっと読みたい方へ
・冬ノ熊肉さんが語る「もしタイムリープの能力があったら?」――作品テーマに通じるその答えは、ひつじぐも公式通販メルマガ限定でお届けします。(4月末~5月頭配信予定)
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・本編のネタバレを含む特典インタビュー(コインランドリーのあのシーンの裏話)は、早期購入特典のインタビューPDFでお読みいただけます。
・コインランドリーにまつわるエピソードは、B’s-LOG 2026年5月号掲載記事をご覧ください。
――『嘘つきコインランドリー』の企画の印象や感想を教えていただけますでしょうか。
健太役・彩和矢さん(以降「彩和矢」):今回企画を読ませていただいた際に早く台本が読みたい! と、惹かれました。
シナリオを読ませていただいた際、素晴らしい内容でどう演じれば彼の気持ちを表現できるかなととても悩みました。
全力で演じられる日が楽しみだと思ったのが第一印象です。
――健太という人物には、抑えた理性と、内側で揺れる感情が共存しているように感じました。彩さんが感じた彼の魅力、または演じながら気づいた面があれば教えてください。
彩和矢:抑えた理性、そして解き放ちたい感情のどちらも彼を作る大きな要素だと思いました。
もしかすると人はみんな、心でこのような葛藤をしているのではないかと感じ、人間らしさが垣間見えるところが彼の魅力なのではないかと思いました。
――健太は多くを語らないぶん、感情の揺れをどう表現するかが鍵になるキャラクターです。声のトーンや間、呼吸などで意識されたことがあればファンの皆さんにご紹介いただけますか?
彩和矢:特に意識したのは呼吸です。
彼の葛藤を息で表現できればいいなと思いながら演じました。
これでいいのか、いやだめだ、しかし……といったような多くの葛藤を呼吸に込めました。
また彼のどこか孤独を感じさせるような声のトーンにも気をつけたので、ぜひどちらにも注目してください。
――最後に、発売を楽しみにされているファンへのメッセージをお願いいたします!
彩和矢:健太役を演じさせていただきます、彩和矢です。
今回、本当に素敵な企画に参加させていただきありがとうございます。
コインランドリー、そしてタイムリープものが好きな僕にとって夢のような企画でした。
皆様に場所の雰囲気、そして健太さんの感情、葛藤、いろんなものを感じていただけると嬉しいです。
全力で演じさせていただきました!
発売をお楽しみに~!
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・彩和矢さんが「撮ることと見られること」についてさらに詳しく語ったインタビューは、ひつじぐも公式通販メルマガ限定でお届けしています。
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・タイムリープ前の独白、演じる上で最も悩んだシーン――本編のネタバレを含む特典インタビューは、早期購入特典のインタビューPDFでお読みいただけます。
・サクラコインランドリーの聞きどころについては、B's-LOG 2026年5月号掲載記事をご覧ください。
――『嘘つきコインランドリー』の企画の印象や感想を教えていただけますでしょうか。
夜見役・猿飛総司さん(以降「猿飛」):いや、難しいことをやられてるなと思いましたね(笑)。
タイムリープものって、世界線が分岐していくっていうのがつきものだと思うんですけど、夜見だけ聞いていただいたら、それはそれで作品として楽しんでいただけるとは思うんですけど、多分この世界の全容は全員聞いていただかないと分からないのかなっていうのもあるので、ぜひ全て聞いていただきたいなと思います。
――特典含め、いろいろな夜見がいましたね。
猿飛総司:そうですね。僕としては、こういう設定は好きなので、いろんなパターンの夜見を演じられて楽しかったですね。
――今回夜見というキャラクターを演じる上で特に魅力的だった部分や、惹かれた要素があれば教えてください。
猿飛総司:彼自身の精神性みたいなものが、意外と結構フラットな感じなのかなって思っていて、成長過程においての性格への影響が結構いろいろあるなと思いました。
本編では結構支配する側になろうとしたりする子になってるんですけど、でも意外とその言葉尻に優しさがあったりとか、あんまり悪人ではないなっていうのがすごく滲み出ているので。そういう部分はすごくいい子だなと思いながら演じてましたね。
――純粋さがとても出てました。
猿飛総司:違う影響を受けていたら全然違う人間になったんだろうなっていうのが感じられる、ある種純粋さみたいなところをすごく夜見は持っているんじゃないかなって思って、そこは魅力的かなと思いましたね。
なので、世界線が変わったらまた全然違う夜見になるっていうところ、生まれ持った性格みたいなところをあまり付けすぎないようにしましたね。
――夜見は結構複雑な内面を持っていますが、演じる上で難しかった点や特に意識した部分、演じやすかった側面はありましたでしょうか?
猿飛総司:難しかったところは、度々やらせてもいただくんですけど、やたらタバコ吸ってるんで、僕は吸わないから(笑)。
タバコ吸うのが難しかったですかね。どのくらいでなくなってんだろうとか想像しながらやってましたけど。途中バコバコ吸ってましたからね。
――作中、夜見の内面がずっと不安だったからですよね。
猿飛:最初の頃は内面的なものを出さないようにはしてるんですけど、ヒロインとの関わりの中でボロボロ出てくるような部分になってくると、夜見くんの抱えてるものがすごく見えてくるので、そこは演じやすかったですかね。ちゃんと出だしてからは。
しまい込んでる状態の夜見くんは結構難しかったなと。
――その強がってるところから素が出だしたTr.3が、聴き所ですね。
猿飛総司:ああ、そうですね、まさに。
――今回の収録で特に印象に残ったシーンやセリフ、聞きどころを教えていただけますでしょうか?
猿飛総司:セリフっていうか、「息」とかになっちゃうんですけど。
夜見くん、結構多かったんですよね。
台本の記載なんですけど、こらえてるような息がすごく多くて。
――息芝居、多かったですね。
猿飛総司:毎回何をこらえてるかがもちろん違うので、そこが同じにならないようにしたいなと思ったくらい、常にこらえてる息が多くて(笑)
まあ常にこらえてる子だな、と思ったので。
なので、印象に残ってるセリフはもう、こらえてる息。苦悩の吐息とか、そういうところですね(笑)
――そうなんですよね。実際聴いてみたら異様な数でした。
猿飛総司:でもすごく僕もよく分かりますね。僕もそんなに発言をしないタイプなので。何か言おうかなと思って、あ、もういいやと思ったら、ハァってなるから。こらえた息が出るんで。
――そういうところが生かされたと。
猿飛総司:そうですね。全てにおいて、何を言おうか、何をこらえてるかっていうのは意識しながらやりました。
――夜見は支配と被支配の価値観を持っていますが、本当は人とつながりたいからという一面もあります。ご自身が大切にしている人間関係の価値観や考え方などがありましたら教えてください。
猿飛総司:真逆かもしれないですけど、人間関係で言うなら、結局「人は一人だ」っていうところですかね(笑)
――なるほど。
猿飛総司:僕自身が大切にしてるのは、人に囚われすぎない。あんまり人に依存しない方がいいんじゃないのっていう風に僕は思っちゃう。もしする側になってもされる側になっても、その相手がいなくなったらあなたどうするのって僕は思っちゃうタイプなので。ちゃんと自分自身で独り立ちすることが大事かなと思いますね。
――夜見とはそこは真逆な人として演じていただいたんですね。
猿飛総司:そうですね、真逆だなとは思いましたね。たださっき「人は一人だ」とか言ったんですけど――
※この続き——「人は一人だ」と語った猿飛さんが、それでも「人の言葉に救われる」と語ったインタビューの全文は、ひつじぐも公式通販メルマガでお届けしています。
――最後に、CDの発売を楽しみにされているファンへのメッセージをお願いいたします!
猿飛総司:『嘘つきコインランドリー』は、複雑に絡み合った世界線だったりとか、キャラクターたちの何周目の人間がどこに来てたりとか、色々あるので、考察しがいのある作品なんじゃないかなと思います。
はまる人はものすごくぐるぐる考えられる作品になりそうだなと思って。
ぜひ、全ての物語をつなぎ合わせて、正解の世界線にたどり着いてほしいなと、皆さんには思います。
▼ もっと読みたい方へ
・「人は一人だ」と語った猿飛総司さん。でも、その考えとは裏腹に共鳴したセリフがあったそうです——続きはひつじぐも公式通販メルマガ限定でお届けしています。(4月末~5月頭配信予定)
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・夜見とヒロインに直接言葉をかけるなら? その回答が予想外すぎた特典インタビュー(本編ネタバレ含む)は、早期購入特典のインタビューPDFでお読みいただけます。
・コインランドリーにまつわるエピソードは、B's-LOG 2026年6月号掲載記事をご覧ください。
Coming Soon...
プレリュードSS
個室の照明が暗い。大人の店というのはどこもこうなのだと、暁は思った。
デビューして三ヶ月。まだ顔が売れきっていない十七歳のアイドルを、母の恋人は「今のうちに顔を繋いでおけ」と食事会に連れ出した.食事会といっても、業界とは何も関係のない、母の恋人の仕事の取引先の、知らない大人ばかりの集まりだった。
「さ、暁くん。まあ一杯」
向かいの男がビールを注ぐ。暁は反射的にグラスを引いた。
「あの、僕まだ」
「大丈夫よ」
母が横から暁の手にグラスを戻した。にこにこしている。この笑顔のときの母には逆らえない。逆らうと、家に帰ってからが長い。
「ほら、乾杯しなさい。せっかくの席なんだから」
グラスが合わさる音がした。暁はひと口だけ含んで、飲み込んだ。苦くて、喉が熱かった。
「おっ、いけるじゃん」
テーブルの向こうで、母の恋人が笑って、すぐに次を注いだ。暁のグラスが空になっていないのに、泡が溢れた。
「征司、さん……」
彼がスマホを横に構えているのが見えた。
カメラだ。
暁の手が止まる。
「どうした、暁くん。顔赤いぞ、かわいいなあ」
周囲が笑う。母も笑っている。暁も笑った。笑わないと、おかしいから。
アイドルはいつでも笑う。そう教わった。
二杯目を飲み干す頃には、視界がぼんやりしていた。胃の底が重い。吐きそうだった。でも席を立てない。母の恋人がまだ話している。母がまだ笑っている。
「暁、お礼言いなさい」
「ありがとう、ございます」
自分の声が遠い。
帰りのタクシーで、暁はひとりだった。母と恋人は二次会に行った。
窓を開けて、夜風に当たる.吐き気が喉元まで上がってきて、暁はコンビニの前でタクシーを止めてもらった。
駐車場の隅でしゃがみ込んで、全部吐いた。涙が出た。酔ったせいなのか、悔しいのか、自分でもわからなかった。
スマホを出した。夜見の名前を探す。
やめた。
心配させたくないんじゃない。こんな自分を知られたくないだけだ。夜見はいつも冷静で、正しい。こんな場所にのこのこついていった自分が、馬鹿みたいに思えた。
立ち上がって、口を袖で拭う。
タクシーに戻って、「すみません、大丈夫です」と笑った。
アイドルは、いつでも笑う。
Fin.
結婚記念日だから外で食事をしてくる、と母が言った。
父がネクタイを締めている。母が玄関の鏡で髪を直している。十二歳の健太は、ふたりの後ろに立って、コンパクトカメラを構えた。
「撮るよ」
母が振り返って笑った。父もつられて笑った。ふたりの肩が触れている。玄関のドアの前。夕方の光が斜めに差し込んで、母の髪を金色みたいに照らしていた。
シャッターを切った。フィルムが巻き上がる小さな音。
「健太、ごはんはテーブルに置いてあるからね」
「うん」
「遅くなるかもしれないけど、先に寝ていいからね」
「うん」
ふたりが出ていった。ドアが閉まる。車のエンジンがかかって、遠ざかっていく音。
健太はカメラを見下ろした。あと数枚で一本撮り終わる。帰ってくる前に現像して、プリントを食卓に置いておこう。きっと母が喜ぶ。
浴室の電気を消して、赤いセーフライトだけにする。母に教わったやり方だ。暗くて狭い空間が好きだった。ここにいる間は、世界が小さくなる。フィルムと薬品と自分だけの時間になる。
リールにフィルムを巻きつけて、現像タンクに入れる。現像液を注いで、決められた時間だけ揺らす。停止液、定着液。手順は身体が覚えている。
引き伸ばし機の光がネガを通過して、印画紙に像を結ぶ。
現像液のバットに印画紙を滑り込ませた。
白い紙の上に、じわりと影が浮かぶ。輪郭が現れる。ふたつの人影。肩が触れ合っている。笑っている。玄関のドアの前。斜めの光。
——さっき撮ったばかりの、ふたりだ。
健太はピンセットで印画紙の端を持ち上げて、じっと見た。母の目尻の皺。父のネクタイの結び目がちょっと曲がっている。それが可笑しくて、少しだけ笑った。
うまく撮れた。
定着液に移そうとしたとき、浴室の外で電話が鳴った。
——長く鳴っていた。
健太はピンセットを置いて、濡れた手をタオルで拭いて、浴室を出た。居間の固定電話を取った。
知らない男の声だった。警察、と名乗った気がする。
言葉がうまく頭に入らなかった。交差点、トラック、飲酒運転。搬送先の病院の名前を言われて、メモを取ろうとして、ペンが見つからなかった。
電話を切ったあと、しばらく立っていた。
台所の時計が鳴っている。さっきまで聞こえなかった音だった。テーブルの上に、母が作り置きしたごはんがラップをかけて置いてある。
浴室に戻った。
印画紙はまだ現像液の中にあった。薬品に浸かりすぎて、像が少し濃くなっている。
ふたりは、まだ笑っていた。
Fin.
『A&R』の給湯室で、夜見のスマホが震えた。
画面に表示された名前を見て、呼吸が止まる。征二。去年、母が籍を入れた男。
周囲を確認してから応答ボタンを押した。
「……はい」
「夜見か。元気か?」
世間話をする声だった。夜見はそれが一番嫌いだ。この男が雑談から入るときは、必ず本題が後ろにある。
「用件だけ言ってくれ」
「相変わらず可愛げがないな。——暁のCM、決まったんだってな。最近あいつ、かなり稼いでるだろ」
夜見の指に力が入った。
「……だから何だ」
「まあそう急ぐなよ。実はな、ちょっと金が要るんだ。暁に少し融通してもらえないかと思って」
「暁は関係ない」
「そうか? でもなあ——」
征二の声が、すっと温度を変えた。
「動画、あるんだよ。暁を食事会に連れてった時の。3年前だったかなあ。あいつ、未成年なのにけっこう飲んでてさ。酔っぱらってて——いい画が撮れてんだ」
夜見の思考が止まった。
食事会。暁が十七のとき、征二が取引先の食事会に連れ出したと母から聞いた。暁は何も言わなかった。楽しかったよ、とだけ笑っていた。
——あれは、そういう夜だったのか。
動画。撮っていたのか。あの男が。暁を。
「出版社に送ったら、いくらもらえるかな。いや、そっちの事務所かな? 未成年飲酒のアイドルって、けっこうまずいよな」
「——暁には言うな」
即答だった。考える前に口が動いた。
「俺が払う。いくらだ」
征二が金額を言った。『A&R』に入って一年目の夜見の給料では、三ヶ月分に近かった。
「振り込む。暁には絶対に連絡するな」
「話が早くて助かるよ」
電話が切れた。
夜見はスマホをポケットに戻して、給湯室のシンクに両手をついた。腕が震えていた。
——わかっていた。あの男がいつか暁を使って金を引き出しにくることは。ただ、その手札が飲酒動画だとは思わなかった。暁がアイドルとして売れるほど、あの男の要求は大きくなる。これで終わりじゃない。
母に電話しようとして、やめた。
言ったところで何になる。あの人はあの男の前では何も言えない。何も変えられない。それを一番知っているのは夜見だ。籍を入れる前から、小さい頃から男に支配されるのをずっと見てきたのだから。
顔を上げた。給湯室の蛍光灯が白い。
払い続ければいい。俺が稼いで、払い続ければ、暁には届かない。
——この程度の金なら、正規の給料で足りる。まだ、足りる。
夜見はパーカーのフードを直して、給湯室を出た。廊下を歩く足音はいつも通りだった。すれ違った先輩に「お疲れさまです」と言い、何も変わらない顔で、デスクに戻った。
それが夜見の始まりだった。
Fin.
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CREDIT制作協力
プロデューサー:鬼むぅ
イラスト: 荒居すすぐ
暁編シナリオ: かほく麻緒
健太編シナリオ: 堀川ごぼこ
夜見編シナリオ: かほく麻緒
晴編シナリオ: 瓦礫ようかん
制作: ひつじぐも


