長らく続いた歌バトルもついにこれで最後。
大トリの歌を飾る銀河アイドル、その名前は……?
「ふぅ……会場と地球の自然が一体になるような、素敵なステージだった。だけどこの歌バトルも次で最後。僕がこのマイクを次の代表に渡したら、もう終わる……。
大トリを務めるのは、海の惑星の腹黒紳士と名高いあの人、ええと……――」
???
「ふふ……ついに私の出番のようですね……。
豚野郎どもの歌を聴くのにもそろそろ飽きてきたころです。いいでしょう、聞かせて差し上げますよ、このキキョウの歌を」
「そう、キキョウ! 海王星のキキョウ!」
先手必勝!
海王星の超銀河アイドルであるキキョウを、あなたは罠に陥れようとしていた。しかし……
「私にかしずきなさい、雌豚」
捕えるどころか奴隷として調教されるはめに──!?
製品概要
◆発売日 | 2014年 10月 8日 (水) |
◆タイトル | 銀河アイドル超カレシ 08.海王星のキキョウ |
◆ジャンル | 地球に飛来する侵略系アイドルを毎月連続で籠絡していく、キャラクターソング付きシチュエーションCD |
◆CDキャスト | 細谷佳正(ほそやよしまさ) |
◆品番 | GUMO-0057 |
トラックリスト
1 心してキキョウ攻略にあたれ
2 あなたを私の雌豚と認めましょう
3 おや、そんなこともできませんか
4 なめた真似をしてくれたものです
5 いいでしょう、気に入りました
6 海王星の輪舞曲(フリガナ:ロンド)(歌)
7 さぁ、調教を始めましょう
8 メッセージ from 細谷佳正(初回プレス盤にのみ収録)
「馴れ馴れしく私の名前を連呼しないでくださいね」
(地球の雌豚どもが勘違いをしては困りますからね。第一印象は肝心要、ここで優劣の差をはっきりと見せつけてやらなければなりません)
「ん? むむむ??? 今、自然の声に相乗りして、キキョウの心の声が聞こえてきたような……雌豚ってなんのこと?」
「おや、変わったことをいうんですね。雌豚などと汚らしい言葉を口にするなんてテディらしくもない」
「でも確かに聞こえた。気のせいか?」
「おそらく、会場にいる者の思考が紛れ込んできたのでしょう」
「…………んー……でも、その割にはハッキリ聞こえたような……」
「…………チッ」
(この豚野郎、自然の声を聞けるだけでなく、人の心まで読んでしまうとは……やりにくい相手ですね。
ここは私のペースで推し進め有利に立たなければ)
「あっ、今また聞こえたような……やっぱり気のせいじゃない」
「いいえ、気のせいです。いいですね、気のせいですよ?
そうです、ここにテディの好きなパズルがあります。地球でしか売られていないめずらしいパズルです」
「パズル好き。そのカラフルな四角いのくれるの?」
「ええ、どうぞ。そのかわり風に乗って先ほどのような声が聞こえても黙っているように」
「わかった。
あ、このパズル面白い、色を揃えればいいのかな?」
(ふう、これで邪魔者は排除したに等しい状況になりましたね。
さてと、それでは会場の雌豚たちをどう可愛がってやりますか……私が地球を支配した時に従順な家畜でいてもらわなければ扱いにくいですからね……くくく)
どうやら雲行きが怪しいようですが……。
キキョウは何を考えているのでしょうか?
次号に続く!