『勇者パーティから聖女を救ったのは魔王様でした』土門熱さんインタビュー表情は変わらなくても心が動いている演技とは？

【土門熱さんインタビュー】もし魔王に転生したら？『勇者パーティから聖女を救ったのは魔王様でした』

16万DL突破の大人気マンガをシチュエーション音声化した『勇者パーティから聖女を救ったのは魔王様でした』を2025年4月18日(金)に発売いたしました！

収録を終えた土門熱さんのインタビューが到着したのでご紹介します！

土門熱さんインタビュー

――収録ありがとうございます。お疲れさまでした！

――今回の企画の印象や感想を教えていただけますでしょうか。

魔王役・土門熱さん（以降「土門熱」）：ボイスコミック版でも声優として参加させていただきました。今回の音声作品でさらに深く作品を表現する機会をいただき嬉しかったです。
視覚情報がなくなるため、ボイスコミックの時とは印象が変わっているかもしれません。大きく変えたところとしては、声を深くしているところでしょうか。
それぞれの違いを楽しんでいただけたら嬉しいです。

――コミックと違うシーンについてはどうでしょうか？

土門熱：漫画の作画が美しかったので、そのシーンについては魔王様の世界の空気感や匂いをより漂わせたかったですね。変な言い方ですが、より人間臭くアプローチしたところはありますね。

――演じられたキャラクターの魅力をお伺いできますでしょうか。

土門熱：魔王であり王様である彼の、器の大きさですね。今回の作品世界に出てくる人間たちよりも、一人の個体として確立している感があって。志も大きいですし、部下への気配りもできる。大切な者たちのために力を尽くす崇高な魂を持っている人物なのかなと。

人間として生きている上では、そう振る舞いたくても振る舞えないところがたくさんあって、そこに種の尊敬みたいなものを感じつつシナリオを読ませていただきました。

――重厚でありながら、ヒロインの登場で人間臭いところや天然っぽいところを出していただいてました。

土門熱：ありがとうございます。

――魔王を演じるにあたって心がけた点や難しかった点、または演じやすかった側面などありますでしょうか？

土門熱：まず一番はそのブレない、動じないというところが大きなところだと思います。ただ初めて触れる人間の女性であるヒロインと出会ったことにより、どんどん自分の想定できない範囲から影響を受けていく様子を、お話が進む中で感じ取ってもらえるようなお芝居ができればと思いながらやっておりました。

――ありがとうございます。収録同席しましたが、ヒロインをとても溺愛していく様子が伝わってきました。

土門熱：って言うしかないですよね？（笑）

――（笑）

土門熱：表情があまり変わらない人だろうと思ったので、表情は変わらなくても、心は動いているということが伝わればと演じました。

――今回の収録で印象に残ったシーンや台詞はありましたでしょうか？　また、聞きどころをぜひご紹介してください！

土門熱：ヒロインと肉体的な接触を持とうとする時に、自分の本能よりも先に「これは聖女の嫌な記憶だったよな」と思い返す優しさですね。

――令和の男性でした。

土門熱：魔王は魔王でも、女性に対してレディファーストさは完備していますね。懐の深さみたいなものがありつつも、思いが通じてからの没入していく感じは、欲望というよりはむしろ二人の思いの高まりによるものが大きかったように思います。親愛の情が感じられたのが、このシナリオのすごく好みなところでした。