――収録ありがとうございます。お疲れさまでした！

――今回の企画についての印象や感想を教えていただけますでしょうか。

皇帝：資料としていただいた原作漫画の絵がとても綺麗だったので、ボイスにするだけの段階でも状況が分かりやすかったですし、絵が綺麗すぎてずっと見ていました（笑）。結構『カッコよさ』を持ったアルバートですが、彼が真面目すぎるが故にギャグになっていると言いますか、面白さが出ている辺りも、台本と原作を照らし合わせると表情など色々なものが分かりやすかったです。とても情景描写がしやすくて、家で「どうやってお芝居をしようかな」とか、逆に「ここちょっと遊べるかな」とかを考えながら台本を読ませていただきました。収録自体も、カッコいい人が現実世界的なモラルで見るとちょっとおかしいことを言っているという部分が上手いこと出せて、楽しい作品になったんじゃないかなと思っています。

――演じられたキャラクターの魅力をお伺いできますでしょうか。

皇帝：アルバートの一番の魅力は生真面目さだと思っていて、非常に真面目で、執事という仕事に対して忠実にこなしていくっていう、そこがやはり一番の魅力ですね。真面目さが崩れてしまうと、作品としても、ただただおかしな世界とおかしな人たちだけという、より訳の分からないことになって面白さが半減してしまうので、『この世界において非常に真面目』というのがアルバートの一番の魅力かなと思います。更に、アルバートの真面目さと昔の恋心が合わさることによって、より二人の中の恋心に火がつくというところへの繋がりも出来てくるので、火がついてからの真面目さゆえのがっつき加減みたいなところや、彼なりの初心な心なんかも魅力じゃないかなと思ったりします。

――もし自分がアルバートの立場だったら、身分違いの恋を貫きますか？それとも秘めたままにしますか？

皇帝：恋は貫けばいいんじゃないかなと思いますね。貫いてダメだったらダメだし、秘めたままでも同じ結果であるならば、秘めたままでは前に進まないので、もしかしたら貫いたらワンチャンあるかもしれないけど、秘めたままだったらワンチャンも無いので、だったら僕は貫いたほうがいいかなと思います。僕は身分違いというシチュエーションは好きだったりしますけどね。僕だったら身分違いでも恋を貫くと思います。

――アルバートを演じるにあたって心がけた点や難しかった点、または演じやすかった側面などありますでしょうか？

皇帝：やっぱり真面目さというのと、お嬢様との距離感というところで、最初のうちは『主と執事』の距離感だったり温度感を大切にしていました。距離感を出し過ぎると主従関係が強くなりすぎたりとか、怖くなりすぎたりするので、あくまでも執事というところで、付かず離れずの真面目さを心がけて演じました。ヒロインの心が分かってからは…

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