さあ、銀河アイドルたちの歌バトルもいよいよ後半戦!
と、その前に……。
舞台裏でリハーサルを終えた数人が何やら話し合っていますね?
メンバーは……ルドラ、ボルケーノ・ポルポル、テディ、キキョウの4人。
何を話しているのでしょう?
「だからもっとこう派手に登場した方がいいといっている!
バックに花火打ち上げるとか、いくらでもあるだろう」
「えー、花火より雪とかの方がいい。
あ、雪といえば白いし、砂糖もいいな。砂糖菓子ならわたアメかな。花火みたいにわたアメ打ち上げたらもっといいな」
「天然豚野郎が話に入るとわずらわしいことになりますからテディは黙っていてください。つまりルドラは演出がありきたりといいたいのでしょう」
「その通りだ! 俺様が思うに地球人はつつましやか過ぎる。このルドラ様が歌を披露してやるのに、こんな貧相なステージで貧相なライトでこれまた貧相な音に、とにかくすべてに納得がいかなかったのだ!」
「俺は十分派手だと思っけどなー」
「ルドラは派手好きさん。
僕は派手でも地味でもいいけど変わってるのが好き」
「テディの趣味は聞いてませんよ」
「えー、じゃあポルポルは?」
「俺の名前はボルケーノ・ポルポルだ!!」
「だから、ポルポルっていった」
「違うっつーんだよ! 俺の惑星では正式には名前はフルネームで呼ぶのが常識なの!」
「ふうん。なら僕もミドルネーム付けようかな。
神に愛されし異端児とかー、パズル好き好き大好きマンとかー、かっこいい」
「それはミドルネームとはいいません。あえていうなら通り名です」
「さっきから黙って聞いてれば貴様ら、話が脱線しまくっているだろうが――――っ!!」
「えーっと、派手さが足りねえから、みんなしてリングネーム的な何かを付けようって話だったっけな?」
「そうだったそうだった」
「全然違うだろうがっ!!」
「いえ、派手さが足りないの部分はあっていますから80%違う、と答えるのが正しいでしょう」
おやおや、何を熱心に話してるかと思えば、二つ名? リングネーム?
それともステージへの不満だったのでしょうか?
次号に続く!