いよいよ後半戦がスタート！恋の銀河騒ぎ第19話

さぁ、ついに幕が上がった銀河地球デビューの後半戦！
最初に歌を披露するのは木星代表ボルケーノ・ポルポルのはずですが。

おや、ステージに現れたのは前半戦最終ステージを務めていたルドラのようですね。

天王星の超銀河アイドル、ルドラは悩んでいた。

「インパクトが足らーーーーーん！！」

宇宙リンゴを握りつぶし、今日も叫ぶ俺様アイドル。
ふつうの女では満足できないルドラは、果たしてあなたの手に負えるのか！？

製品概要

トラックリスト

１　心してルドラ攻略に当たれ
２　つまらん日常はもうウンザリだ
３　このルドラ様に愛される女は
４　喜べ、俺のインパクト・ガール
５　俺のテクニックを感じろ
６　お前のインパクトをさらけ出せ
７　初めてのぬくもりを感じさせろ
８　Justice of Uranus　歌唱：田丸篤志
９　この銀河一の美声で、お前と
１０　メッセージ from 田丸篤志（初回プレス盤にのみ収録）

「地球の愚民どもよ、俺様の地球デビューはさぞかし楽しかったろう！
このルドラさまが貴様らのためにひとつ新たな趣向を凝らしてやったぞ。
まずは次なる歌い手、緑の惑星の親分肌、木星代表ボルケーノ・ポルポルの名を呼ぼうではないか！」

「……むっ、貴様ら声が小さい！
……………………。
…………よーしそれでいい。さぁボルケーノよ、姿を現すのだ！」

その瞬間……。
けたたましい爆音と噴煙がステージに立ち上りました。

ここが野外特設ステージでなかったら、大火事になりかねないすさまじい火花の噴出です。

「ちょ、待て……うわあああああ何しやがる！
おおおおおお俺の大事な緑とツノに引火するじゃねえか！」

「くっくっく……どうだ、素晴らしい演出だろう！
貴様ももっと堂々と登場せんか、炎の中から悠々と姿を現すエイリアン、なかなか粋な登場シーンだろう？」

「頼んでねえっ！！」

「観客席は大いに盛り上がっているようだぞ？」

「お？　おおおおお！！？？」

（少し焦げ臭い気もするが、まあいいだろう）

「さあもっと高らかに名を名乗れ！　貴様はこのステージで勝ち上がるために遠い木星からやって来たのだろう」

「おう、やってやる……！　木星で俺の帰りを待つみんな……俺は必ずこの星で投票数ナンバーワンを勝ち取って木星に凱旋するからな」

「その凱旋者の名は！？」

「ボルケーノ・ポルポル！
木星一面倒見のいい最強の男だっ！！」

（き、決まった！）

（俺様もこれくらい派手に出場したかった……）

「ではポルポルよ、貴様はこのステージで何を歌う？
いってみろ、この俺と満員となった客席が聞き届けよう」

「俺の歌はとにかくスケールのデカい歌だぜ。木星は太陽系の惑星でもとにかくデカい星だからな」

「ほう……それでは次に恒例の質問タイムに移ろうではないか。
観客の者ども、我こそはと思う者は手を上げよ！」

木星代表ボルケーノ・ポルポル。

彼に寄せられる質問とは？

次号に続く！

銀河アイドル超カレシ