【冬ノ熊肉さんインタビュー】『嘘つきコインランドリー』暁の「後悔と絶望」をどう演じたか


過去に戻れるコインランドリーを舞台に、黒い青春×救済×恋愛を描くシチュエーション音声『嘘つきコインランドリー』

『嘘つきコインランドリー Vol.1 暁くんはアイドルやめたい』を、2026年3月20日(金)に配信開始いたしました!

本作より、暁役・冬ノ熊肉さんのインタビューが到着しましたのでご紹介します。

冬ノ熊肉さんインタビュー

――『嘘つきコインランドリー』の企画の印象や感想を教えていただけますでしょうか。
暁役・冬ノ熊肉さん(以降「冬ノ熊肉」):私は今回、暁くんのキャラクターボイスを担当させていただいたわけですけれども、「暁編」だけでも時間軸であったりとかが複雑で、暁自身が把握している流れを認識して理解して落とし込むというのが、難しくもあり楽しい時間でした。

 

――他巻キャラクターも登場してましたね。
冬ノ熊肉:夜見であったり健太さんであったりだとかが出ていて、この『嘘つきコインランドリー』シリーズ通して楽しんでいただくと、より世界観や謎が分かって、ある種パズルのように組み合わさってる作品だなという印象です。

 

――暁の魅力をお伺いできますでしょうか。
冬ノ熊肉:今作で言えば、暁くんのいわゆる「陰」であったり重たい部分がより色濃く出てきた中で、大切にしているものや大切にしたいものに対する愛情であったり、その感情をすごく自分の支えにしているっていうのがあって、ものすごく一途な人なんだろうなと思いました。

 

――「陰」というのは、一途さの裏に何かあったでしょうか。
冬ノ熊肉:自分で抱えきれなくなった時に見せる人間的な弱さっていうのが、「陽」の暁や「大衆から求められている暁」じゃないところで。
そういう部分を自分の中では守り続けられるっていう、弱さと強さが表裏一体みたいなところがあるように感じました。そういうあたりかなと思いますね。

 

――「陰と陽がある」とおっしゃってましたが、暁を演じるにあたって、心がけた点や難しかった点、または演じやすかった側面などありますでしょうか?
冬ノ熊肉:この記事を皆様がどの段階で読んでいるのかわからないので、あまり深く核心に触れないんですけれども、冒頭、出会いのところから彼はものすごくすり減っていて、後悔と絶望に苛まれている状態ではあるからこそ、喜びの方に心が振り切りすぎないようにしました。

 

――嬉しいことがあっても素直に喜べない雰囲気でしたね。
冬ノ熊肉:この生きていた時間の中でも、嬉しいこと、楽しいこと、素敵なことに出会っていたと思うんですけど、それを覆い隠すような、それ以上に自分の中でネガティブな感情が彼自身の心に大きく鎖のように巻き付いていたのがあって。後悔と絶望による諦めみたいなものを根底に敷き続けたいなという意識がずっとありました。

 

――その中で演じやすい側面はあったんでしょうか。
冬ノ熊肉:悲しみや悲観的な方よりも、喜びの、ポジティブな方に感情を振る幅の調節が自分の中ではすごく難しかったです。演じやすかった側面っていうと、彼は全体を通してすごく難しかったです。

 

――そうなんですね! それはやっぱり感情抑えめだったからでしょうか?
冬ノ熊肉:――もありますし、こんな話をしてしまうとあれですけど、彼の感じた絶望って、現実で生きていく中でもなかなか……恐らく私のこれから生きていく人生では味わうことができないであろう類の絶望ではあるからこそ、そこまで彼の心が壊れかけているということを表現するにあたり、やっぱり演じやすいという側面は無い、無かったですね。だからこそやりがいがあったというのはありますが。

 

――今回の収録で印象に残ったシーンや台詞、また、聞きどころをぜひご紹介ください!
冬ノ熊肉:一つ挙げるのが難しいんですけども、タイトルにもある通りコインランドリーがものすごく大きなキーになってくる作品で、暁くんだけじゃなくて全体を通してかな? 「サクラコインランドリー」が出てくるんですが、そこでのとあるやりとりですね。

 

――その「とあるやりとり」とは。
冬ノ熊肉:500 円を硬貨でヒロインにタイムリープを勧めるシーンなんですが、暁くんにとって、そのコインランドリーでの体験が絶望と後悔の原因でもあるからこそ、その記憶を持ったままでの複雑な心境を、いろいろやりくり……試してみたシーンでした。すごく印象に残っています。
ただ、この作品は個人的には一つ聞きどころを抜き出すというよりは、彼の歩んできた・経験してきた時間が大事なファクターなので、どこか区切って聞きどころを言うのは結構難しいのが正直なところです。だから、やっぱり全体の流れですね。
※このエピソードの詳細は、早期購入特典インタビューにてお届けしています。

 

――暁とヒロインは共通のゲーム『シャドーコイル』を通じて仲良くなりましたが、思い入れのあるゲームなど、ゲームにまつわるエピソードがありましたら教えてください!
冬ノ熊肉:正直、私自身がそこまでゲームをしてきているタイプではなく、友人宅で友人がゲームをしているのを見るのがとても好きなタイプだったんですね。

 

――見るのが好きっていいですね。
冬ノ熊肉:その友達が熱中している時に隣で見ているのが、画面の向こうでは映画のようなことが起きていて、そして隣で友達が必死に楽しみながらもクリアするために頑張ってるっていう姿がすごく青春の一ページのような印象の残り方をしていますね。

 

――暁とヒロインの二人へ向けて、何か言葉をかけていただけますでしょうか!
冬ノ熊肉:これはシンプルで、「幸せになってくれ」です。本当に。

 

――最後に、発売を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします!
冬ノ熊肉:改めまして暁くんの声を担当させていただきました冬ノでございます。このインタビューの冒頭でもお話ししたように、「暁編」を聴くだけでも楽しんでいただけると思うんですけれども、同時にその他のシリーズ全て聞いていただけることによって、ある種今作では知ることができなかった暁の時間の、暁のifであったり、この世界の謎だったりとか、いろんなところのピースが繋がっていくような、ある種カタルシスを感じられる構成になっていると思います。暁君もたっぷり楽しんでいただいて、そしてこの『嘘つきコインランドリー』シリーズですね、ご無理のない範囲で他の人物たちのお話も楽しんでいただければ、よりこの世界を楽しんでいただけると思います。何卒よろしくお願いいたします。

 

▼ もっと読みたい方へ

☀️冬ノ熊肉さんが語る「もしタイムリープの能力があったら?」——作品テーマに通じるその答えは、ひつじぐも公式通販メルマガ限定でお届けします。(4月末~5月頭配信予定)
メールマガジン登録はこちら

☀️本編のネタバレを含む特典インタビュー(コインランドリーのあのシーンの裏話)は、早期購入特典のインタビューPDFでお読みいただけます。

☀️コインランドリーにまつわるエピソードは、B’s-LOG 2026年5月号掲載記事をご覧ください。

『嘘つきコインランドリー Vol.1 暁くんはアイドルやめたい』商品情報

【配信開始日】2026年3月20日

【出演】冬ノ熊肉

【発売元・販売元】ひつじぐも

【あらすじ】

路地裏のコインランドリーで出会ったのは、国民的アイドル「ヨミ」にそっくりな――ただの清掃員暁くん。ゲームのフレンドから始まって、ミルクティの匂いがする部屋でふたりきり。好きかも、って思い始めた矢先に、彼の笑顔の下にある「嘘」が見え始め――

「君が笑ってるから僕は……僕は、笑ってられたんだ。みんなに幸せを感じてもらえるように!」
「中、ちゃんとトロトロになってる……ここ、でしょ? イイの……なんでかな、なんでか、分かるんだ」
「もう君と、離れたくない。ひとりぼっちはもう……イヤだよ……」

※一部にOD(薬物過剰摂取)描写を含みます。

『嘘つきコインランドリー』公式サイト

製品の最新情報は、ひつじぐもの公式Twitterアカウントでも発信中です!