ひつじぐもより2018年12月26日(水)に発売した『吸血ウイルスVからの生存』第3弾。本作に登場するのは、感染するためユートピアを訪れる青年、阪口健吾。彼はそこで吸血鬼たちと一緒に働いているヒロインと出会います。
【思いやり深く繊細な儚い系青年】
阪口健吾(CV. 山中真尋)
「下心なんてないよ。そうじゃなくて……えっと、どうすれば信じてくれる?」
年齢:23歳
誕生日:3月21日
血液型: A型
身長:176cm
体重:60kg
施設「ユートピア」で偶然知り合った青年。外見に反して、思いやりがあり繊細。
阪口健吾役を演じる、声優の山中真尋さんに作品の聴きどころから吸血鬼と出会ったシチュエーションについてまで、様々なことを伺いました。
彼にはどこか見習いたい部分も――声優・山中真尋さんがケンゴに抱いた想いとは
――まずは収録を終えての感想をお願いいたします。
阪口健吾役・山中真尋さん(以下、山中):ダミーヘッドマイクを使った収録は1人で行うことが多いのですが、今作は他のキャストさんとの掛け合いがあって、とても新鮮でした。演じていても非常に楽しかったですし、聴いていただいた時も楽しめる作品になったんじゃないかな、と思います。
――複数人で演じられるのは大変でしたか?
山中:演じる上で動きが増えるので、ノイズが入らないか心配にはなりましたね。でも、掛け合いができると「芝居だな」って感じがしていいですね(笑)
――今回のシリーズは他のキャスト様にもご登場いただいた、ミステリー仕立てになっています。そんな本作ですが、リスナーさんに向けて、こういうところを注意して聴くと面白いよ、など、アドバイスがあれば教えてください!
山中:やはりミステリーを楽しまれたいのであれば、シリーズを通して聴いていただきたいですね。僕の担当した本作にも謎は含まれておりますが、そこも他の作品を聴いていただくことで、色々とわかってくるのではないかなと思います。もちろん世界観は十分に感じることができますので、単体でも気軽に楽しんでいただけますよ。
気弱でありつつ、けっこう頑固
――阪口健吾を演じてみて、いかがだったでしょうか? 彼の気持ち、言動で何か感じるところなどあれば教えてください。
山中:気弱な一面があるけれど、肝心なところはグイグイと押していく気持ちも同居しているように感じましたね。あと、僕の印象としては彼ってけっこう頑固ですよね(笑)
――確かに、意見を曲げない面がありますね。
山中:「強引だったかな……」と健吾くんが言っているシーンがありますけど、だいぶ強引だなって(笑) もう少し落ち着けよ! と思いつつも、少し見習いたい部分もあったりして……。そういう意味では、とても人間味が溢れてますね。
――台本を読まれた際、健吾はヒロインのことをどう思っていると感じられましたか?
山中:僕の想像ですがヒロインのミステリアスな内面と、ひとりぼっちで弱っている自分の内面に共通点を感じたのかもしれませんね。あとはきっと外見が好みだったんだと思います(笑) それで彼も、ヒロインを笑顔にさせてあげたいなって気持ちになったんだと思います。
明日もし、吸血鬼が現れたら
――ありがとうございます。次の質問なのですが、明日もしも自分のそばに吸血鬼が現れたらどうしますか?
山中:お友達になれそうなら仲良くなりたいですけど、ちょっと無理そうでしたら距離を置きますね(笑)
――それは逃げるということでしょうか?
山中:いえ、もっとこう……声をかけたり、連絡を取るのを控えるような、お互いに干渉しないようにする感じです(笑)
――では最後に、本作を楽しみにしておられるリスナーの皆様にひと言お願いいたします!
山中:シリーズを通して聴いていただけましたら、より深くお楽しみいただけると思います。ですがこちら単体だけお買い求めいただいてもいいですよ! もしかしたらこの1作で、他のシリーズにも興味を持っていただけるかもしれませんので。ぜひ健吾と過ごす時間を楽しんでいただけたらと思います。
――『吸血ウイルスVからの生存』第3弾、阪口健吾役の山中真尋さんでした。ありがとうございました!
山中:ありがとうございました!
――続きまして、他の演者の方々からもコメントをいただきたいと思います。まずは収録を終えての感想をお願いいたします。
男1役 パディ・ライアンさん(以下、パディ):ダミーヘッドマイク、やっぱり面白いですねー! 他の方との距離感も生の距離感に近くなりますし、僕は身長がかなり高いので、どのようにして声を当てれば正しく聞こえるのか、凄くあくせくしました。普段は情景など頭で描いてそれを声に乗せているのですが、ダミーヘッドマイクだとその場で動きも付けて演じるので、やりがいがあり楽しく演じさせていただきました。
男2役 田中翔二郎さん(以下、田中):ダミーヘッドマイクの収録は、過去に少し経験した事があったのですが、その時は1人での収録でした。今回は掛け合い収録という事で、実際にヒロイン(マイクさん)と山中さんと端役の僕達でブースに入って録りました(笑)普段のマイク前というよりは、実際に動きながらセリフの掛け合いをしたのでとても新鮮でした。イメージとしては舞台に近いのかな? 山中さん、声だけじゃなく実際にヒロインちゃんを大切に扱ってくれていましたよ!
女1役 倉瀬ひまりさん(以下、倉瀬):ダミーヘッドマイクと対面しながら、役者の方と掛け合いをするのはとても新鮮でした! 顔の形をしているのでしっかり存在感があって、本当に目の前に人がいるような気持ちになりました(笑)
――本作はシリーズの第3弾となりますが、作品の世界観やシリーズについてのご感想をいただけますか?
パディ:僕はこれで三度目の出演ですので、少しずつ広がっていく世界感をかなり楽しませていただいています。シリーズ個々でも100パーセント楽しめますが、第1弾・第2弾を聞いているとより楽しめるのではないかと思います。僕も今回、世界感を盛り立てる為に頑張りましたのでお手に取っていただけたら嬉しいです!
田中:お話を初めて頂いた時、巻数を追う毎に、ヒロインの置かれている状況や時間軸が推移していく、その設定や世界観にすぐに引き込まれました。「吸血ウイルスVからの生存」のような、1人(ヒロイン)にフォーカスを当てて長い期間を描く作品に関わった事が無かったので、収録も凄く楽しかったです。もし3巻から初めて聴くよ~という方が居たら、是非1、2巻やこの先の4巻も聴いて欲しいです。そう思えるほど、面白いし続きが気になります。
倉瀬:世界観が作り込まれていて驚きました! シリーズが進んでいくにつれて、主人公がいる世界もどんどん変化していくので、世界観も魅力だと思います。今後この世界がどうなっていくのか……楽しみです!
――ありがとうございます。それでは最後に、本作を楽しみにしておられるリスナーの皆様にひと言お願いいたします!
パディ:僕も皆さんと同じくらいこの作品を楽しみにしています! 残酷ながらも儚さと美しさを併せ持つこの世界に、是非入り込んでいただけたら嬉しいです。
田中: 僕は今回の3巻目からの参加になるのですが……実は! 端役なのに自分の演じた役が、ヒロインに対して、実際にアクションを起こすシーンがあったりします(笑)そこもしっかり聴いてもらえると僕としてはとても嬉しいです。あ、ちなみに端役の男二人の内、声が高い方が僕です。ではでは、本編リリースまで楽しみにしていて下さいねー!
倉瀬:他の人物とのやりとりがあることによって、より物語の展開に入り込めると思います! シーンによってはその分ハラハラすることもあるかと思いますが、そんな点も含めて! 臨場感を楽しんでいただければと思います。ぜひたくさん聴いて、お楽しみください!
――パディ・ライアンさん、田中翔二郎さん、倉瀬ひまりさん、ありがとうございました!
パディ・田中・倉瀬:ありがとうございました!
■CD『吸血ウイルスVからの生存Vol.3 ケンゴ編 ~メアリーの部屋~』
発売日
- 12月26日(水)
価格
- 2,000円(税抜)
発売元・販売元
ひつじぐも
ストーリー
彼は何故、感染を望むのか?
吸血ウイルスVの発生から九年。
感染者組織「ユートピア」は、人間の羨望の的になっていた。
「感染したら、世界は変わった?」
もしあなたがあなたでなければ
その出会いも結末も違ったものになっただろう。
彼は不老不死を望んでいたのだから。
しかし実際には、不老不死を求める彼との距離は密やかに縮んでいった――……
真実を見つけ出す体験型謎解き音声が本作です。
生き残りたければ、何も信じてはいけない。
この世界は、既に愛まで歪んでいるのだから。
主要人物紹介
【思いやり深く繊細な儚い系青年】
阪口健吾(CV. 山中真尋)
「下心なんてないよ。そうじゃなくて……えっと、どうすれば信じてくれる?」
年齢:23歳
誕生日:3月21日
血液型: A型
身長:176cm
体重:60kg
施設「ユートピア」で偶然知り合った青年。外見に反して、思いやりがあり繊細。
出演
阪口健吾(CV. 山中真尋)
男1(CV.パディ・ライアン)
男2(CV.田中翔二郎)
女1(CV.倉瀬ひまり)
トラックリスト
1. 状況設定 -食べるということ-
2. 状況設定 -お布施に来た彼との出会い –
3. メアリーの部屋
4. 笑顔になれる場所へ
5. メアリーが知らなかった苦悩
6. 以前住んでいた家と彼の好意
7. その優しさは打算か? 愛なのか?
8. 【問い】彼が感染を望んだ本当の理由は?