兄弟との愛憎渦巻く和風ミステリーNTR音声『死んだ旦那の弟と』を、2024年2月21日(水)に配信リリースいたしました!
収録を終えた有田泰隆役・三橋渡さんと、有田清流役・八神仙さんの公式インタビューが到着したのでご紹介します!
三橋渡さん公式インタビュー
――収録ありがとうございます。お疲れさまでした!
――今回の企画についての印象や感想を教えていただけますでしょうか。
時代背景とその中で生きていくしかない人たちの、愛憎が印象的です。
泰隆と清流のお互いに向ける思い、ヒロインへの感情の大きさに圧倒されました。
――演じられたキャラクターの魅力をお伺いできますでしょうか。
泰隆は感傷の中で生きているように見えます。感傷は生傷で、癒えることなく痛みと熱を持っています。それが彼を精神的に不安定にさせており、その危うさが魅力的なのではないでしょうか。
――泰隆を演じるにあたって心がけた点や難しかった点、または演じやすかった側面などありますでしょうか?
心がけたのは次になにをするかわからない感です。
人を試すような物言いをしますが、彼がなぜその言動を選んだのか、ひとつずつ考えていくのは難しくもあり楽しかったです。
――今回の収録で印象に残ったシーンや台詞はありましたでしょうか? また、聞きどころをぜひご紹介してください!
本編一番最後の台詞がとても印象的です。
泰隆にとってはそう思うしかないところまで追い詰められた、そうでなければ筋が通らないという気持ちを感じており、大切な言葉だと思って演じました。
――もし自分が泰隆だったら、ヒロインとはどんな未来が理想でしたか?
自分であれば、ヒロインと日々ちょっとした楽しいことを見つけて一緒に過ごしていきたいです。
でも有田家の重責、そして亡くなった兄さんへの思いもあり、この運命からは逃れられないんじゃないかなと思います…。
――最後に、CDの発売を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします!
縁あって泰隆役を演じさせていただきました。
自分であればどうするだろうと考えてやらせていただきました。
愛憎入り混じる関係性がお好きな方はぜひ!
八神仙さん公式インタビュー
――収録ありがとうございます。お疲れさまでした!
――今回の企画についての印象や感想を教えていただけますでしょうか。
企画の話と一緒に台本もいただいたのですが、僕は企画書の前に台本に目を通してしまって、本当に受けた印象は「重いな……」でした(笑)。それは作品の内容プラス、企画書をいただいた段階で作り手の皆さんがどのくらいこの作品自体に力を込めているのかを感じ取ってしまったが故で、もうプレッシャーでしかなかったですね。今回、三橋渡さんと共演するということで、何作か共演というのはありましたが、お互いがお互いを聴いていない状態が多いので、一人だったら「やりたいように」と言ったら失礼ですけれども、思った通りに動ける部分や表現できる部分はありますよね。ただやっぱり相手がいらっしゃると「どういう風にしてくるだろう」と想像して色々制限をかけると言いますか、調和がとれるようにしないとと考える部分もあり、その点も含めて今回のお話をいただいた段階では、楽しみ3:プレッシャー7、みたいな感じで臨みました。
――演じられたキャラクターの魅力をお伺いできますでしょうか。
あくまで自分が演じたうえでの部分もあるんですけど、ストーリー自体は戦時中のお話ということで、言葉遣いとして凄く丁寧な物腰柔らかいところから始まります。そこから、絡みのシーンでちょっとSな部分が出て、徐々に徐々に清流の性格が開放されていき、エンディングに向けて「自分ですら理解のできない感情の揺らぎ」が出てくるのはすごく魅力的な部分かなと思います。冷静さの中に熱情的なものもあり、どこか悲観というか悲しい部分もあったりと、色んな側面が見られるのがこのキャラの魅力なのかなと思います。
――清流を演じるにあたって心がけた点や難しかった点、または演じやすかった側面などありますでしょうか?
魅力の部分の一つで言ってましたが、やっぱり感情の起伏というか、色んな想いが生まれてくる瞬間に対してどこか、極端に言えば差であったりの部分を出したかったというのはかなり心がけていました。今回は相手役もいらっしゃって、泰隆との掛け合いのシーンと、ヒロインに向けての部分でトラックが分かれているというのもあったので、対相手の変化によって態度が変わる感じみたいな部分はすごく考えましたね。「同じではないだろうな。でも同じ清流が発するという言葉なのであればちゃんと意味があるだろうし」という部分の差はすごく考えました。
演じやすかった面は、これは言うのも憚られるんですけれども、Sな部分ですね。収録中も、「好き」という愛情、大事にしたい・優しくしたいという部分と、どこか酷い目に遭わせたい・むごたらしい目に遭わせたい、しかも自分の手で、というギャップの場面で、僕とスタッフさんでちょっとした台本の解釈の不一致がありまして。「じゃあ攻めていいんですね!」となったときに自分の中でワクワク・ウキウキして「Sな性格は演じやすかったんだな」と思いました(笑)。
――今回の収録で印象に残ったシーンや台詞はありましたでしょうか? また、聞きどころをぜひご紹介してください!
自身の秘密というか変化を弟に打ち明ける瞬間は葛藤がかなりあっただろうし、そこから弟に「そそのかされて」に近い形で後の対応が変わってくるという部分は、かなりシーンとして印象的でしたね。上手いこと丸め込まれたと言いますか、弱っているからこそ人の意見を受け入れてしまったと言いますか、そういったニュアンスも含めたので、聴きどころはそのシーンかなと思います。もちろん楽しめるシーンと言いますか、先ほど僕が楽しんでやっていたウキウキのドSシーンなども聴きどころではありますが、今回は複数人作品ということで掛け合いの部分にあたる葛藤のシーンはぜひとも聴いていただけたらと思います。
――もし自分が清流だったら、ヒロインとはどんな未来が理想でしたか?
清流は「酷いことをしないと興奮しない」みたいな性分なので、僕はその時点で「清流だったら」が想像できないですね。「もしもこの世界の立ち位置の清流が僕だったら」であれば、まず弟は解放してあげたいです。僕だったら、弟がヒロインに目を付けた時点で弟を応援します。弟の邪魔をしたいとか、弟が悲しむ顔が見たいとか、そういうのは無いので。基本的には「そうか、頑張れよ」って背中を押してあげたいタイプです。仮にそれで僕が一人だったとしても、家のことはしっかりやります。「家のことは任せてお前は自由に行ってこい」って送り出すと思います。
――最後に、CDの発売を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします!
今作は内容的にはかなり重めではありますが、だからこそ見えてくるキャラクターの内面だったりとか内に秘めたるもの、表面に出ているものという部分との違いはしっかり演じられたのかなと思っております。自分が演じた清流というキャラクターも、三橋さんが演じる泰隆も、おそらく皆さんの中で好みは生まれると思いますが、気持ちだけは目いっぱい込めました。どちらも推してくれとは言いませんが、トータルしてこの作品が好きになってくれたら嬉しいです。素晴らしい作品になったかなと感じますし、そこまでのお力添えを僕自身、なんとか貢献できたかなと思っておりますので、楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。
シチュエーションCD『死んだ旦那の弟と』とは
『死んだ旦那の弟と』は戦時中の有田家を舞台に、夫の謎の死を巡り次第に明かされる一家の闇、兄弟の秘密。
兄弟との愛憎渦巻く和風ミステリーNTR音声作品です。
全編ダミーヘッドマイクで収録し、黒い令嬢ならではの設定や史実、演出、SEでお届けします。
■『死んだ旦那の弟と』商品情報
タイトル:死んだ旦那の弟と
DL発売日:2024年2月21日(水)
完全版CD発売日:2024年3月15日(金)
配信DL価格:各2,750円(税込)
完全版CD価格:6,600円(税込)
発売元・販売元:黒い令嬢
【出演】
三橋渡・八神仙
【公式サイト】
https://black-lady.com/p/shinda/