むせ返るような暑さの中貪り合い、溶け合うように激しく交わる夏の風物詩が楽しめるシチュエーションCD『大人の夏休み』シリーズ。
第2巻の『大人の夏休み 高校教師・飯田裕一郎の場合』を、2023年9月13日(水)に発売いたしました!
収録を終えた飯田裕一郎役・冬ノ熊肉さんの公式インタビューが到着したのでご紹介します!
冬ノ熊肉さん公式インタビュー
――収録ありがとうございます。お疲れさまでした!
――冬ノ熊肉さんは『大人の夏休み』シリーズに全作出演いただいておりますが、今回第3弾の印象や感想を教えていただけますでしょうか。
飯田裕一郎役・冬ノ熊肉さん(以下「冬ノ熊肉」):前作・前々作とは違い、ヒロインと元から面識があって、彼女が都会から地元に帰ってきて再会するのではなく、裕一郎の勤め先に赴任してきて初めて出会うので、勝手ながら『大人の夏休み』シリーズの中で、関係値がある程度大人になってから始まったというのが新鮮でしたね。だからこそ、ヒロインは教育実習生なので若いとはいえ、ある程度年齢を重ねてから出会って積み上げる関係値と、一旦距離が離れてしまったときの関係性、というバランスは考えながらやらせていただきました。
――演じられたキャラクターの魅力をお伺いできますでしょうか。
冬ノ熊肉:良くも悪くも真面目で、本編で彼のそういう面がよく出ています。シーンの最初の方でヒロインとすれ違いが起こるのも、彼自身がすごく真面目で相手のことも想って言っていたんだと思います。やんちゃな生徒たちにも基本的には声を思いっきり荒らげることはなく、教師として・先達として・大人として導いていく、不器用ながらも真っすぐぶつかっていくところが魅力かなと思いました。
――飯田裕一郎を演じるにあたって心がけた点や難しかった点、または演じやすかった側面などありますでしょうか?
冬ノ熊肉:裕一郎はすごく真面目な男性で、数学と体育を担当しているところに見合った体格の良さはありながらも、台詞としては気取らないところを心がけました。難しかった点で言えば、一度思いを打ち明けられた後、一度微妙な距離感になってしまうシーンです。彼は大人なので、あからさまに「気まずいです」というのを出す年齢でもないのですが、本人が「敬語にしよう・敬語ならこの距離感だな」と考えている頑ななところもあるのでその塩梅や、想いが通じ合った後、同僚という距離感から、恋人関係が進んで男の子みのあるところを少しずつ出していく部分のバランスは考えていましたね。今までの『大人の夏休み』は、幼馴染などの近い関係性だからこその、想いが通じ合った後の距離感の難しさがありましたけど、今回は一人の大人同士としてのやり取りからの距離の近づき方だったので、違いを上手く表現できていればいいなと思います。
――今回の収録で印象に残ったシーンや台詞はありましたでしょうか? また、聞きどころをぜひご紹介してください!
冬ノ熊肉:印象に残ったシーンというか、裏側も気になるなというシーンが、やんちゃな生徒たちとひと悶着あった後ですね。ヒロインがみさき高校に赴任してきて臨時の養護教諭として働き始めてちょっとしたくらいだと思うんですけど、裕一郎が保健室にちょっと凹みつつ入っていくシーンです。お互いに素直になり切れず自分の気持ちをごまかしたり、そんな姿にドギマギさせられて少し荒っぽくばんそうこうを貼ったりというような、大人同士の微妙な距離感が出ています。意外と裕一郎の誤魔化し方が学生みたいで、二人の学生時代を知らない分、プチ学生のような空気感を感じて印象に残りましたね。このシーンに至るまでに、裕一郎は膝をすりむいて口が切れて血が出ているので、不良たちがどうなったのかも気になります。私は色々と資料をいただいていますが、皆さんは『裕一郎がここまで怪我をしているなんて何があったんだろう?』という想像ができて面白いのではないでしょうか。
――ちなみに、裕一郎が怪我をするまでの不良との一幕は、雑誌「SweetPrincess vol.42」に掲載するSSで読めます!
冬ノ熊肉:ということです、皆さん! 読めるそうです!
――今作の舞台「みさき町」は閑静な田舎町ですが、田舎にまつわる思い出がありましたら教えてください!
冬ノ熊肉:私自身が田舎でも都会でもないという場所に住んでいたので、田舎と呼ばれる場所は、家族旅行などで出向くことで経験することが多かったんですけれども、子供の頃にアクティビティでイワナのつかみ取りをやったことがあります。川の中に専用のスペースが作られていて、自分で捕まえた川魚を焼いて食べた記憶は、あの時の味と風景含め、まだ残ってますね。小学生低学年くらいだったと思います。
――裕一郎とヒロインの二人へ向けて、何か言葉をかけていただけますでしょうか!
冬ノ熊肉:二人の関係において、私が心配することは全く無いと思っているんです。きっとこの二人は仲睦まじく日々人生を共に歩んでいくと思うんですけれども、裕一郎さんはちょいちょい大人げなく嫉妬もしますし、ヒロインちゃんはちょいちょい大胆な行動に出ますので、その辺を暴走しないようにね。というところでしょうか。
――最後に、CDの発売を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします!
冬ノ熊肉:早いもので『大人の夏休み』も3シリーズ目ということで、一番最初のシーズンから気が付けば皆勤賞として出演できたこと、本当にありがとうございます。シーズン1、シーズン2から舞台が変われば、耳に感じるSEの雰囲気や場所の雰囲気も違ってくると思いますし、なんとなく脳裏にイメージできる風景だったり匂いだったりも全く違ってくると思います。これまでと違った二人の関係性を私も色々と想像しながら楽しく演じました。皆様も新しい舞台、新しい関係の『大人の夏休み』を楽しんでいただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
シチュエーションCD『大人の夏休み』とは
夏が来る。
降り注ぐ陽光、潮騒を乗せた海風、
深緑のそよぐ声、虫たちの大合唱。
何もないこの町の空白を暴くような太陽が
あの頃の自分には、ただ眩しいだけだった。
バス停までの長いあぜ道。
重いカートを引く背中を見送った。
手に入れられなかったことを、
手を伸ばさなかったことを、
ずっと心の中で後悔している。
大人の夏休みは、むせ返るような暑さの中貪り合い、
溶け合うように激しく交わる夏の風物詩が楽しめるシチュエーションCD音声です。
全編ダミーヘッドマイクで収録し、夏らしい音響演出にもこだわりました。
たとえば、蝉の鳴き声と風鈴の音を聴きながら縁側で彼と話す、じっとり汗ばむ夕方。
たとえば、アイスを差し入れた木陰での一休み。
そんな田舎の癒される夏のシチュエーションがたっぷりです。
イチャラブ・胸キュン・ノスタルジーがテーマの本シリーズで、
毎日聴きたくなるようなエモいワンシーンをお届けします。
■『大人の夏休み 高校教師・飯田裕一郎の場合』商品情報
タイトル:大人の夏休み 高校教師・飯田裕一郎の場合
DL・パッケージ発売日:2023年9月13日(水)
価格 :2,750円(税込)
発売元・販売元:ひつじぐも
【出演】
冬ノ熊肉
【公式サイト】
https://hituzigumo.com/p/otonatsu_3