ひつじぐもが教えます！ドラマCD・シチュエーションCDができあがるまで

今回はひつじぐもにおけるドラマCD・シチュエーションCD（以下シチュCD）の企画・制作・販売について紹介します。

シチュCDを聴くのが好きな人や興味がある人でも、シチュCDがどのように作られるのかを知らない人は多いのではないでしょうか？そこで、この記事ではシチュCD制作の全体フローをお伝えできればと思います。

シチュCD制作に関心のある方にイメージが湧くような内容になればと思いますので、ぜひ最後までお読みください。

ドラマCD・シチュCD制作の全体像

「シチュCDを作る」と一口にいっても、その中には様々な工程があり、各工程によって担当者や業務内容は大きく異なります。また、制作会社によってもフローは変わるでしょう。

ひつじぐもでドラマCD・シチュCDを作る際のおおまかな工程は次の通りです。

➀新商品の企画
➁仕様の確定
➂制作
➃予約受付
➄販促
⑥入稿
➆発売

以降では、各工程について説明していきます。

➀新商品の企画

まずは新しいドラマCD・シチュCDの企画を行います。具体的には、営業による市場調査を元にディレクターが新商品のコンセプトやキャラクターなどの企画を提案します。ただ作りたいものを作るのではく、市場調査によるニーズも考慮した作品作りをひつじぐもでは行っています。

作成した企画をプロデューサーが承認後に、新商品の制作スケジュールや予算シート、品番を作成します。また、これらを行った後にはキックオフが開催されます。

➁仕様の確定

企画したドラマCD・シチュCDの仕様を決めていきます。業務内容としては特典・販促物を決定したり、発売までの全体スケジュールを作成したりします。これらが決定次第、外部発注やasanaタスクの作成、クレジット表を作成します。なお、仕様の確定までのほとんどの業務はディレクターが担当します。

ひつじぐもで活用中のasanaについては以下の記事を参考にしてみてください。

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➂制作

制作の工程では、ロゴやイラスト、LP（作品の公式サイト）、販促物、パッケージ、シナリオ、台本、特典などのシチュCDに必要なものを各担当が作っていきます。「仕様の確定」工程で作成した全体スケジュールを元に、各担当者が期限に間に合うように制作を進めます。キャストさんによる収録と音声チェックもこの工程で行われています。

シナリオ、台本の制作については後日別記事で詳しく紹介しますので、楽しみにお待ちください。

➃予約受付

商品案内を作成して得意先に送付します。また、特典の内容決定も打ち合わせ等を経て得意先と決定・共有します。前作等の施策もこの時に共有していただき、どんな施策に効果があって、引き続きやるか、やめるか等を社内でも決定します。これらが決まったら、LPの公開や予約受付も開始します。

➄販促

コピーライティング（HPの掲載文章やあらすじ、キャッチコピー、登場人物紹介、サムネイルの画像発注における文章等）、サンプルボイスや特典情報などのLP更新、SNSを使った販促を行います。ほかにも必要に応じてSSを公開したり、作品やキャラの紹介画像などを公開したりといった販促施策を実施します。販促は主に宣伝担当者が行う工程です。

⑥入稿・納品

制作段階で出来上がった作品情報や素材などを配信サイトへ入稿します。予約締切後、製造数をプレス会社に伝え、発注します。発売の1週間～10日前には得意先にCDを納品します。

➆発売

イラストレーターやシナリオライター、編集をしていただいた制作スタッフさんにサンプルの送付を行い、上記全ての工程が完了してようやく発売です。

まとめ

いかがだったでしょうか？全体フローと各工程でやっていることのイメージが少しでも湧いていれば幸いです。中には思ったよりもやることや決めることが多く、大変そうだと感じた方がいるかもしれません。どの作品もこだわりを持って制作しているので、大変なこともありますがその分商品が完成して無事発売されたときの嬉しさは大きいです。