女王蜂の王房には個性豊かな6人の男性キャラクターたちが登場します。白鴎(CV. 平井達矢)について、私が男性であることを活かして男目線で見てみたいと思います。
白鴎は女王蜂の王房における、「年上」「幼馴染」属性
小さいころからめのうが兄のように慕って一緒に育った白鴎。
「年上」「幼馴染」属性の白鴎は、男性向けで言うと近所のお姉さん。小さいころからの憧れの人と結ばれるというのは最も正統派で、ロマンがあるシチュエーションですね。
貴峰丸が良き教育係だとすれば、白鴎は息抜きする名目でいろいろな場所につれていったり、貴峰丸が教えないような遊びを教えてくれたりする、悪い(世俗的な?)兄貴分。
かといって、白鴎はただのお兄さんキャラではありません。ポイントが高いのは、キャストの平井達矢さんの低音ボイスで「おひいさん」呼びをしてくれるところ。
平井達矢さんのお声で時に甘やかしてくれ、時に彼女を愛するあまりどSになり、緊縛せずにはいられないほど独占欲をあらわにしてくる。
これだけでもおいしい設定ですが、ここは白鴎の胸元のレースに着目してみました。
ビジュアルのみで判断すると、白鴎=貴族あるいは王子様
白鴎のビジュアルは一番貴族あるいは王子様っぽいですよね。恐らく胸元のスカーフはクラバットでしょう。
貴族といえばクラバットといっても過言ではないほど、西洋の肖像画でおなじみのアイテムです。
クラバットとは、ネクタイの起源とされる首の周りに巻く装飾用のスカーフ状の布の事。
引用:モダリーナ
注目すべきは、白鴎以外誰もこのクラバットをしていない! ということ。
つまり公表されていないものの、白鴎はキャラクターの属性として、虚、紅玉、貴峰丸、燐、皇樹のいずれとも身分の異なるものとしての符号を持っているのではないでしょうか。(と思ったら皇樹は形状の違うスカーフをしていました……)
窮屈な宮廷の生活から抜け出したい、連れ出してほしいという願いを持つ「女王蜂の王房 めのう編」主人公。彼女をさらう白鴎は、王子様としての隠れ属性を持っていたのかもしれません。
さて、お姫様と貴族。お姫様と王子様。といえば、宮廷でエスコートされながらのダンスを期待してしまいます。それにまつわる求婚だったり、誤解の有無すれ違いだったり……。
白鴎のこういうシーンを女王蜂の王房で見たかった!
粗野に振る舞っている彼がフォーマルの場でお辞儀をして、「1曲躍ってくれませんか?」なんて言ってきたら、すごくドキドキするのではないでしょうか。どうしても俺様的な属性が強い白鴎。ギャップとして兄貴分の優しさを見せていただけに、平井達矢さんの優しい囁きで終始エスコートされてみたい、なんて思ってしまうんですよね。そんなシチュエーションが見たかったと思うのは私だけでしょうか?
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