大人の女性向けラブコメシチュエーションCD『Muse(ミューズ)』シリーズ。
第1回の「【感想】『Muse ~救いたがりの私のレスキュー隊員~ CV. 鬼龍院アキラ』を聴いたら職場の先輩という別人格が僕の中に生まれた」、第2回の「【感想】『Muse ~変身させて溺愛する私の美粧師~ CV.猿飛総司』デキる男はHまでもシームレスでした」に引き続き、絶賛発売中『Muse ~いつも私に勝てない剣道師範~ CV:冬ノ熊肉』の新入社員・鷺崎によるコラムが到着しました!
『Muse』シリーズで描かれるドラマ、そして第3巻に登場する柳楽龍生の魅力についてご紹介します!
おはようございます、ひつじぐもの鷺崎と申します。
実はこの作品が僕にとって最初に聴いたシチュエーションCD、そして「ハッピーエンド」を感じた最初の作品になりました。
ある意味、第3回にして「初見感想」になります。最後まで読んでいただけたら幸いです。
「Muse ~いつも私に勝てない剣道師範~ CV:冬ノ熊肉」押さえるのはココ!
- あなた「が」狙っていたのは朴訥な剣道場師範
3巻では奥手な柳楽龍生に、あなたの方から猛烈アプローチ! - 草食系男子は肉食系女子に男を見せられるか
誘惑されたからには前進するのみ!ずっと我慢してきた男の性が解き放たれる…♡ - 逆になった順番を元に戻す、龍生の挑戦が今はじまる
「手を出してしまった責任を取る」と言い張る龍生は、自分の気持ちに気づくことができるか? - 女神(あなた)に向けて証明する不器用な男の恋物語
苦悩はあれど病みは無し!トキメキいっぱいのハッピーエンドストーリー!
あなた「が」狙っていたのは朴訥な剣道場師範
僕はひつじぐもに最近入社したのですが、実はこの『Muse ~いつも私に勝てない剣道師範~ CV:冬ノ熊肉』のリリースから、各種チェックなどの業務に関わっています。
なのでシチュエーションCDや音声作品の知識がない中で、ほぼ最初に聴いた作品がこの『Muse ~いつも私に勝てない剣道師範~ CV:冬ノ熊肉』です。
シチュエーションCDを聴く前に想像していたのは、前回の市原涼真のような「声で愛される体験」でした。
(涼真は涼真であんなにも「褒められて嬉しい」という体験になるとは思っていなかったのですが……とても良いですね)
ですが『Muse ~いつも私に勝てない剣道師範~ CV:冬ノ熊肉』では一味違いました
冬ノ熊肉さんが演じた、厳しくも優しい剣道師範・柳楽龍生との個人稽古が始まった後……ヒロインの方から龍生を引き倒し、猛烈なアプローチが始まるという展開!
これには予想を裏切られ、そういうのアリなんだ!?と驚きました。
草食系男子は肉食系女子に男を見せられるか
トラック2の時点でエッチシーンが始まることにもビックリしました。なんというスピード……
しかし展開そのものは、僕の視点では、共感のできる、納得のいくものでした。
女性側からこんなにも情熱的に求められたら……男としてはもう止まらない、止まってる場合じゃない!
柳楽龍生を演じる冬ノ熊肉さんの、トラック1までの冷静さや厳しさとは裏腹に、「もう我慢できない」と興奮している時の演技がとても良いです。
完全にスイッチが入って、余裕がなくなった龍生が、行為の途中で自分がどれだけ興奮しているか、かろうじて言葉にする瞬間が、とてもたまりません。今すぐ聞いて確認してほしいほどに……。
こちらのリンク先で試聴できますので、早くも貼っておきます。
そうして1回目のエッチシーン終わり。自分がしでかした事の重大さに気づいた龍生は愕然とします。それはそう。
ですがここからが龍生は違う。誘われたとはいえ、手を出してしまった相手を前に、龍生は「責任を取る」と言い張ります。
龍生△、これぞまさに武士道、男の中の男……と、僕も最初はそう思いました。
逆になった順番を元に戻す、龍生の挑戦が今はじまる
しかし龍生の言う「責任を取る」とは、お互いの気持ちを無視した提案でした。
相手のことが好きかどうかを確認するよりも先に、「結婚を前提に付き合ってくれ」と龍生は言い出します。
それはそれで古風というか、わからず屋というか……。
しかしそれで困るのはヒロインの方。自分の気持ちが伝わっていないことに気づいたヒロインは、龍生に「デートをしよう」と申し出ます。
意地の張り合いに根負けした龍生は、一緒に休日におでかけするのですが……ここのデートシーンがまたグッと来るのです。
女性と付き合う経験のなかった龍生ですが、童心に帰ったように無邪気な笑顔を見せるところがスゴく可愛いです。
剣道場での厳しさとは真逆の、やわらかな一面を見せる龍生にトキメキます。こういった緩急の上手さは、冬ノ熊肉さんの演技あってこそですね。
順番こそ逆ではありますが、「お互いの気持ちをどれだけ近づけられるか」という目的を持ったデートってやっぱり良いなと思わされる一面でした。
最後に観覧車に乗って、一日を費やしたデートがどうだったか伝え合う。僕も大好きなシーンです。
そして気持ちを伝えあった後にするエッチも、もちろん良く……いや、これ以上は止めておきましょう。やっとたどり着いた二人の時間なのですから……
女神(あなた)に向けて証明する不器用な男の恋物語
僕が入社する前、シチュエーションCDのことを何も知らなかった頃は、こういう「イチャラブハッピーエンド」の作品に需要があるということも知りませんでした。
しかし、柳楽龍生の不器用さに振り回され、噛み合わなかった二人が最終的によい関係になるのは、聴いていてとても安心しました。
男としての責任は取るが、デートするのは恥ずかしい、なんて道理の通らないことを言い出したときは、どうなることかとハラハラしましたが……。
『Muse』シリーズはHPにも書いてあるように、イチャラブハッピーエンドが最初から約束されているシリーズでした。
なので聴く前は、「大して何も起きないのでは」と思っていたのですが……二人の気持ちが揃うのは、幸せを目指して生きることは、それだけで劇的なのだと、龍生とのやり取りを経て、僕は悟りました。
少なくとも龍生の気持ちが前向きなものに変わって、ヒロインからの愛情を受け入れられたことは、とても大きな出来事のはずです。
ハピエン最高やッ……!
もうハピエンしか聴きとうない……ッ!!
心変わりはあれど病まない二人の関係がどこに向かうのか、ぜひ見てみてほしいと思います。
ちなみに……本編では、二人が付き合うまでの展開に尺を取りましたが、各種特典の音声はどれも、付き合い始めた後のイチャラブ満載のトラックに仕上がっておりますので、そちらもかーなーりおすすめです。
エッチに慣れてきた龍生がどう成長したか、ぜひ聴いていただければと思います……!
■『Muse ~いつも私に勝てない剣道師範~』商品情報
タイトル:Muse ~いつも私に勝てない剣道師範~
発売日 :2023年7月19日(水)
価格 :3,080円(税込)
発売元・販売元:ひつじぐも
【出演】
冬ノ熊肉
【公式サイト】
https://hituzigumo.com/p/muse/